年末大一番の怖さ… 断然の1番人気が馬群に沈んだ有馬記念

2024年12月16日(月) 07:30 7 19

マンハッタンカフェ勝利の裏で…(撮影:下野雄規)

 有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)は過去10年で1番人気が5勝、2番人気が2勝と、どちらかといえば平穏な傾向にある。一方で圧倒的1番人気馬が馬群に沈んだことも少なくない。ここではとりわけ印象的だった3レースを振り返る。

 まずは01年のテイエムオペラオーだ。前年にはGI・5勝を含む8戦8勝の成績を収めた当時の最強馬。この年の秋は天皇賞(秋)ジャパンCと連続2着。それでも多くのファンは有終の美を飾ることを信じ、単勝1.8倍の圧倒的1番人気に支持された。しかし、直線で伸び負けて、マンハッタンカフェから0秒2差の5着に敗退。GIでは初めて馬券圏外に沈むこととなった。

 続いては07年のメイショウサムソンだ。テイエムオペラオーと同じオペラハウス産駒。この年は天皇賞の春秋制覇を果たし、宝塚記念が2着、ジャパンカップが3着。実に安定した走りを続けていた。当然のようにグランプリでも単勝2.4倍の1番人気に推されたが、後方ままの1秒6差8着。生涯一ともいえる大敗を喫することとなる。

 そして記憶に新しいのは19年のアーモンドアイだ。当時のGI・6勝馬。天皇賞(秋)を制し、その後は香港Cに参戦予定だったが、香港遠征を取り止め有馬記念に出走することとなった。レースでは単勝1.5倍の1番人気となったが、中団から伸びを欠いてリスグラシューから1秒8差の9着に大敗。結果的に自身のキャリアで唯一となる馬券圏外に終わった。

 中山芝2500mは天皇賞(秋)の東京芝2000m、ジャパンCの東京芝2400mと比較して、小回りで紛れも少なくない。平穏か、大荒れか。今年はどんなレースとなるだろうか。

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  • ころもんさん

    1時間前

    それ相応の競走馬のそれぞれの陣営が全力で挑むレースなので波乱と言われる結果もあるかもしれない。
    人気=実力は間違いではないけど、全てが思い通りにはいかないよね。

  • ゆきぽさん

    1時間前

    19年有馬後は電車が止まりまくり競馬を知らない人たちにも大きな迷惑となった。
    荒れたとしてもどうか電車を止めないでください

  • 競馬好きさん

    8分前

    人気馬が飛ぶ研究?
    展開が向かなかったか展開が向きすぎた馬がいた時、結局走ってみないと分からないよ競馬は

  • kohak3さん

    11分前

    人気馬が飛ぶ時の研究もっと欲しい

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