【有馬記念】注目は激流だった菊花賞は参考外のダービー馬&ジャパンCより条件好転する23年天皇賞・春V馬

スポーツ報知

2024年12月17日(火) 07:00 0 2

アーバンシック(手前)が強さを見せつけた菊花賞

◆第69回有馬記念・G1(12月22日、中山競馬場・芝2500メートル)

 有馬記念(22日、中山)の「考察」前哨戦編は、角田晨、ヤマタケ(山本武志)の両担当が菊花賞ジャパンCで敗れた馬に注目した。

 ヤマタケ(以下「ヤ」)「過去10年の勝ち馬10頭中8頭がジャパンC、天皇賞・秋菊花賞から転戦した組。ただ、悩ましいんだよなぁ」

 角田(以下「角」)「何がですか?」

 ヤ「今年は天皇賞・秋ジャパンCの2つと菊花賞は驚くほどに対照的な競馬だった」

 角「スローからの瞬発力勝負だった古馬の2レースに対し、菊花賞は終始緩みのないラップで、近年では珍しいほどの消耗戦になった。ただ、極端な競馬だったから一変可能な狙い馬は分かりやすいですよね」

 ヤ「ふ~ん、何か狙い馬がいそうやな」

 角「菊花賞で人気を落とすなら、ダノンデサイルは妙味ありでしょう。序盤は先団のインを確保しましたが外へ出せず、徐々に激流にのまれて後方へ。内枠が災いしました。4角15番手という絶望的な位置からでも最後の伸びは素晴らしく、6着でも後続には7馬身差。力がないとできないパフォーマンスです」

 ヤ「横山典騎手もレース後に『最悪の流れ』と振り返っていたな。けど、器用さが求められるトリッキーな中山なら前走みたいなこともあるんじゃないの」

 角「重賞初制覇は同じ中山の京成杯。追い込んできたアーバンシックとそん色ない脚を使っていたから問題ないでしょう。間隔的にも理想的だと思います」

 ヤ「俺は王道のJC組からジャスティンパレスかな。ディープインパクト産駒だけど瞬発力が武器ではなくて、長くいい脚が持ち味。昨年の天皇賞・春など重賞3勝は、すべて上がり34秒台だからね。ここ2走は不向きな展開だったと思う。恐らく有馬ではレースの上がりが33秒台という競馬はあり得ない。明らかに条件は好転する」

 角「この馬はコーナリングがどうなのかなと思うんですよ」

 ヤ「そうかな。昨年の天皇賞・春はうまく立ち回っての勝利だし、全く気にならないけど」

 角「いずれにせよ、今年は各レースの性質をしっかり把握しないといけないですね」

関連情報

みんなのコメント

0
フィルタ

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。
  • 「いいね!」の付いたコメントが、まだありません。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

ニュースを探す