【中山大障害】ニシノデイジー 圧勝V 待望の復活劇 五十嵐「力を十分に出すことができた」

スポニチ

2024年12月22日(日) 04:57 1 0

<中山10R・中山大障害>五十嵐騎乗のニシノデイジー(撮影・河野 光希)

 障害界の1年を締めくくるJ・G1「第147回中山大障害」が21日、中山競馬場で行われ、五十嵐雄祐(40)騎乗のニシノデイジーが5馬身差の圧勝。22年からの隔年Vを飾るとともに、99年ジャンプグレード導入以降でキングジョイオジュウチョウサンに続く史上3頭目の同レース2勝目を挙げた。

 古豪ついに復活。ニシノデイジーを2年ぶりの勝利に導いた五十嵐は、約3万人の観客の前で雄たけびを上げ喜びを爆発させた。「最高です。なかなか勝てないレースが続いていたけど、この舞台を得意としているので力を十分に出すことができた。今日はデイジーが一番頑張りました」

 序盤からベテランらしいスムーズな飛越で大きな障害を次々パス。一昨年、昨年のように折り合いを欠くそぶりもなくリズムも上々だ。最終障害を飛び終えた後も手応えは抜群。競り合っていた1番人気ジューンベロシティをあっさりかわし先頭に立つと、残った体力を振り絞る。終わってみれば2着エコロデュエルに5馬身差をつけていた。

 入障後10戦で手綱を握る鞍上は「理想通りの競馬ができた」と納得の表情。「しまい勝負で切れるタイプの馬じゃないは分かっていたので、最終障害で先頭のイメージで競馬に乗ったが、思った通りにできた」とレースを回顧する。続けて「僕だけじゃなくデイジーも相当しんどかったと思う。最後は脚が上がっていたけど、もうひと踏ん張りしてくれた」と相棒をねぎらった。

 9歳を前にして全盛期を思わせる鮮やかな快勝劇。五十嵐は「近走は引っかかるところがなかったので“あぁ、終わってきたのかな”と思っていたんだけど…それがいい方に向いていた。成長しているね」とパワーアップを実感する。今後について高木師は「オーナーと相談して決めます」と明言せず。現役続行か引退か。名ハードラーとして名を刻んだデイジーの今後に注目が集まる。 (鈴木 悠貴)

 ニシノデイジー 父ハービンジャー 母ニシノヒナギク(母の父アグネスタキオン)16年4月18日生まれ 牡8歳 美浦・高木厩舎所属 馬主・西山茂行氏 生産者・北海道浦河町の谷川牧場 戦績32戦6勝(うち障害12戦3勝) 重賞4勝目(障害2勝目)総獲得賞金3億3942万8000円 馬名の由来は冠名+すてきなもの。

関連情報

みんなのコメント

1
フィルタ

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。
  • チャペさん

    2024/12/22 6:44

    余力残しで勇退の方が良いと思う。
    自家専的な種牡馬と推測と馬主。
    無事是名馬。引き際最高で頼む。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

ニュースを探す