中山11Rの第69回
有馬記念(3歳以上GI・芝2500m)は5番人気
レガレイラ(
戸崎圭太騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分31秒8(良)。ハナ差の2着に10番人気
シャフリヤール、さらに1馬身半差の3着に2番人気
ダノンデサイルが入った。
レガレイラは美浦・
木村哲也厩舎の3歳牝馬で、父
スワーヴリチャード、母ロカ(母の父
ハービンジャー)。通算成績は8戦3勝。
レース後のコメント
1着
レガレイラ(
戸崎圭太騎手)
「(64年ぶりの3歳牝馬の制覇に)本当に、
レガレイラに感謝したいと思います。スタートが鍵だと思っていて、少し遅れた感じもありましたが、そのあとの二の脚もよくて、道中はスムーズなポジションとスムーズなリズムで走ることができました。反応もあったのですが、接戦になり、気持ちで負けないようにと思って追っていました。
(ゴールの瞬間は)全く分からなかったです。(勝利が決まった瞬間は)心の底から嬉しさがこみ上げてきて、乗せていただいたオーナーさんやスタッフに感謝したいと思います。(自身10年ぶりの
有馬記念勝利に)またこうやって勝てて嬉しく思いますし、さらにまた頑張りたいと思います」
(
木村哲也調教師)
「今日、トレセンから競馬場へ送り出す時に、去年の
ホープフルステークスから1年経って、随分とお姉さんになったなと思いました。レースは、戸崎騎手が積極的に出していって良いポジションを取ってくれたと思いました。
最後の最後にかわす、かわされるでドキドキしましたが、入線後、前に出ているように見えたので、嬉しかったです。この1年
レガレイラらしい走りができなくて、ファンの皆様の期待に応えられませんでした。ですから、今日こういう走りができてホッとしています。
ドウデュースも引退して、来年の
JRAを引っ張っていく馬になるのかなと思いますので、それを体現できるようにしっかりとサポートしていきたいと思います」
2着
シャフリヤール(C.デムーロ騎手)
「道中は
リラックスしてリズム良く走れていました。最後は
レガレイラとの叩き合いになったのですが、最後の100mあたりで少し苦しくなりモタれるところがありました。状態が本当良く、自分が乗った中でも
トップレベルの良い状態でした」
(
藤原英昭調教師)
「本当にすごいです。やはり8枠はきつかったですね。C.デムーロ騎手のおかげで外枠を上手く攻略してくれました。そして何より
シャフリヤールは大したものですね。経験といいますか、6歳ですが若さと言いますか、想像以上に馬が成熟していました。
落ちるどころか上がっていて、どんどん調子が上がっています。良い競馬をしてくれました。人馬100点ですね。今後はまたオーナーと相談していきます」
3着
ダノンデサイル(
安田翔伍調教師)
「正直な感じを言うと、ダービーの頃と比べると若干無くしているものがあるのではないかと感じました。これからの期待感というよりは、危機感の方が強いです。それが何なのかこれから見つける必要があります」
4着
ベラジオオペラ(
横山和生騎手)
「思った通りの(スローな)展開になりました。仕上げもバッチリで、馬の力は出し切ってくれたと思います。2500メートルは気持ち長いかもしれません。初めて走るト
リッキーなコースを走り切ってくれて、自信になると思います」
5着
ジャスティンパレス(
坂井瑠星騎手)
「ペースが遅くて動くに動けませんでした。それでも、力はあるので、最後は脚を使ってくれました」
6着
アーバンシック(
C.ルメール騎手)
「超スローペースでした。ずっと勝ち馬の後ろにつけて行きました。もう少し流れてくれればよかったのですが...。馬の状態も良く、レースもスムーズでした。逃げる馬がいなかったので、この流れはレース前から想像していました。まだ3歳で、来年もありますから」
7着
ローシャムパーク(T.マーカンド騎手)
「最初の600メートルは良い感じで走っていましたが、コーナーを回って、気持ちが強くなってしまいました。我慢させるのに苦労しました。エネルギーを使い切ってしまいました。2500メートルは距離が長いです」
9着
ダノンベルーガ(
松山弘平騎手)
「枠も厳しく、ゲートも出ていきませんでした。ポジションが後ろになってしまいました。厳しい展開の中でも、勝負どころでしっかりと反応して、力のあるところを見せてくれました」
2024/12/22 17:56
ダノンデサイルの調教師コメントが気になりますね。