京成杯は社台ファーム生産馬が3連覇中 2.7億円ホースなど今年の出走馬は?

2025年01月15日(水) 11:45 1 13

重賞初制覇を目指すパーティハーン(c)netkeiba

 ここ数年、クラシックにつながる重賞はノーザンファーム生産馬の寡占状態だが、どういうわけか京成杯(3歳・GIII・芝2000m)は事情が異なる。というのも、社台ファーム生産馬が圧倒的に強いのだ。10年以降の15回に限っても、ノーザン3勝に対し、社台は6勝。しかも近3年は22年のオニャンコポン、23年のソールオリエンス、そして昨年のダノンデサイルと3連覇中となっている。そこで今年登録のあった社台ファーム生産の3頭を紹介したい。

 エース格はパーティハーン(牡3、栗東・友道康夫厩舎)だ。父Wootton Bassett母グリーンバナナズ、母の父Green Tuneの血統。父は欧州のトップサイアー。全姉のアウダーリャ(Audarya)は20年に米G1・BCフィリー&メアターフ、仏G1・ジャンロマネ賞を制している。23年のセレクトセール1歳では2億7000万円(税抜)の高値となった。ここまで2戦1勝。昨年10月の京都の新馬(芝1800m)は2着だったが、続く11月の京都の未勝利(芝2000m)で初勝利を挙げた。それも2着を5馬身も突き放しての圧勝。血統のイメージそのままのポテンシャルの持ち主とあって、ここでも期待大だ。

 美浦からはパッションリッチ(牡3、美浦・久保田貴士厩舎)が参戦する。父ドゥラメンテ母セータコローナ、母の父Distorted Humorの血統。昨年8月の新潟の新馬(芝1800m)でデビュー勝ち。その後はアイビーSが8着、葉牡丹賞が4着だが、ともに出遅れが堪えた印象だ。今回も発馬がカギだが、初戦のようにある程度の位置で運べれば、上位に食い込むシーンがあっても不思議ない。そしてもう1頭は先週のシンザン記念を除外となったミニトランザット(牡3、栗東・杉山佳明厩舎)だ。昨年11月の京都の新馬(芝1600m内回り)を逃げ切り。2000mへの距離延長がポイントだが、リズム良く先行できれば面白い。昨年のフェアリーSを制した全姉のイフェイオンに続き、新春の中山でのタイトル獲得を狙う。

 社台ファーム生産馬の4連覇、そして23年以来2年ぶりのワンツーまであるのか。そういった視点でも要注目の一戦となる。

関連情報

みんなのコメント

1
フィルタ

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。
  • ばんじょーさん

    2025/1/15 13:38

    なるほど。ノーザンファーム産関西馬がやたらと強いので、マテンロウムーブかゲルチュタールかな?と思ってたけど、勉強になりました。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

ニュースを探す