【シルクロードS】コロナ禍で優勝レイをかけられなかった姉の分も妹カピリナには勝ってセレモニーを…担当調教助手の思い

スポーツ報知

2025年01月31日(金) 06:30 0 14

重賞初挑戦のカピリナと姉も担当した実川助手

◆第30回シルクロードS・G3(2月2日、京都競馬場・芝1200メートル)

 第30回シルクロードS・G3(同、京都)の出走馬が30日、確定した。

 シルクロードSに出走するカピリナを担当する田島厩舎の実川喬史(たかし)調教助手は、重賞ウィナーのレイハリアも担当した腕利きだ。姉妹重賞Vがかかる一戦で、3歳上の半姉とは果たせなかった儀式を今度こそ実現する。

 レイハリアは21年に未勝利、1勝クラス、葵SキーンランドCと怒とうの4連勝で重賞を制覇。最高の瞬間を味わった一方、悔しい思いも経験した。「当時はコロナ禍で口取りができなくて。優勝レイをかけてあげることができなかったんです。その時の思いはすごく心に残っていて、妹にはぜひ、かけてあげたいです」と実川助手は言葉に力を込めた。

 この姉妹は前脚のさばき方が似ているという。「性格は姉はすごく穏やかな馬で、乗り手に従順でした。(カピリナも)牝馬なのでメンタルには特に気をつけています。気持ちが折れたら走れなくなってしまいますし、これからも気分良く走れるようにやっていきたいと思っています」と実川助手は姉で得た経験を生かしながら、妹を重賞の舞台まで導いた。

 2勝クラスから1200メートルを連勝して挑む今回の舞台へ、29日の最終追い切りは美浦・坂路を単走馬なりで56秒4。長距離輸送を控えていることもあり微調整だったが、「戸崎さんに2週続けて乗ってもらっていますし、順調にきていると思います。昇級戦でいきなり重賞になりますが、54キロだし一発に期待したいです」。レース後のウィナーズサークルで、愛馬に優勝レイをかける最高の瞬間を心待ちにしている。(西山 智昭)

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