GI・2勝を挙げたミッキークイーンの全弟となるザレストノーウェア(牡7、美浦・新開幸一厩舎)が、土曜小倉8Rの小倉ジャンプステークス(4歳上・JGIII・障害3390m)で重賞初挑戦初制覇を目指す。

　ザレストノーウェアは父ディープインパクト、母ミュージカルウェイ、母の父Gold Awayの血統。母は仏で重賞3勝の活躍馬。日本との縁もあり、06年の香港Cではアドマイヤムーンやディアデラノビアと対戦。07年の香港Cでは3着に健闘し、シャドウゲイトに先着した。そして全姉のミッキークイーンは15年のオークス、秋華賞の覇者。姪のブレイディヴェーグは23年のエリザベス女王杯、同じくミッキーゴージャスは24年の愛知杯、そして甥のエピファニーは同じく小倉大賞典を制している。19年のセレクトセール1歳では3億6000万円(税抜)で取引された。

　ここまで20戦1勝。平地では7戦して5着が最高だったが、23年7月の障害未勝利で待望の初勝利を手にした。その後はオープンで4着、10着、8着、3着、4着。勝ち負けには一歩届かない現状だが、末脚を生かすスタイルで安定感は出てきている。

　今回はデビュー21戦目での重賞初挑戦となる。姉とは違うステージで、血統の良さを示すことができるか。冬の小倉の熱い戦いにも是非注目してほしい。