【京都記念予想】国内外の大舞台を視界に入れる実績馬が集結

2025年02月16日(日) 06:35 0 11

京都記念に出走予定のチェルヴィニア(撮影:下野雄規)

 京都競馬場の外回りコースを使用する中距離レースで、春のGI戦線へと向かう上で重要な前哨戦となっている。別定重量戦だけに実力馬に有利な条件設定だが、阪神競馬場で行われた3回を含め、過去10年間で1番人気馬は[3-2-2-3]。やや物足りなく感じる数字だが近8年では[3-2-2-1]と堅実だ。

 ◎チェルヴィニアオークス秋華賞優勝馬で前走ジャパンC4着。前年秋以来のレースで、大外枠を引き当ててしまった桜花賞以外は掲示板を外していない。ジャパンCは、最後の2ハロンは10.8秒、11.1秒。それを突き抜けたドウデュースを別格とすれば強豪牡馬を相手に健闘したと表現できる。別定重量の55kgは何度も経験済。22年のユーバーレーベン、15年のハープスターは同じローテーションで人気を裏切ってしまったが、同じ牝馬のクロノジェネシスは期待に応えている。

 〇ソールオリエンスは昨年の宝塚記念2着馬。3歳春は不敗のまま皐月賞に勝って日本ダービー2着、菊花賞3着。それを思えばやや伸び悩んでいる印象だが、京都競馬場外まわりコースは[0-1-1-0]。いずれもGI競走だったことを考えれば悪くない。前走のジャパンCはいつもよりも前目のポジションを取りに行ったことが影響したのか、この馬らしくないレースぶりだった。今回は、冬場でやや時計がかかる芝コースも味方してくれそうだ。

 ▲ヨーホーレイク鳴尾記念優勝馬。2歳時には新馬、紫菊賞に勝ってホープフルS3着。3歳春にはきさらぎ賞2着から皐月賞5着。日本ダービーも7着と健闘し、4歳シーズンの初戦では日経新春杯にも勝っている。途中、長い休養があったが、約2年ぶりの金鯱賞、そして新潟大賞典で連続3着。鳴尾記念に勝って復活Vを成し遂げた。前走の毎日王冠はさすがに時計が速すぎたが、それでも大きくは負けてはいない。それまでの実績は評価したい。

 △マコトヴェリーキーは未勝利戦を勝ち上がった直後の京都新聞杯0.7秒差7着含め京都競馬場[0-3-0-1]。前走の中日新聞杯は大外枠だったため自分の競馬ができなかった。ここは試金石となりそうな1戦で、改めて注目したい。

 連覇を狙う△プラダリアの58kgは有利とは言えないが、昨年と同条件なら無視はできない。

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