◆第42回フェブラリーS・G1(2月23日、東京競馬場・ダート1600メートル)

　前走の名古屋大賞典で重賞2勝目を挙げて、G1初制覇を目指すミッキーファイト(牡4歳、美浦・田中博康厩舎、父ドレフォン)は2月22日、美浦の角馬場で運動後、坂路を64秒6―15秒3で駆け上がって最終調整を済ませた。力強いフットワークを見せて、張りのある馬体は迫力満点だ。

　山崎助手は「いつもの追い切り後と同じ感触で、明日にはもっといい状態になると思います。もともと前向きな子ですが、坂路では後半にかけて勝手にハミを取っていきましたし、落ち着いていました。前走は(馬体面で)ちょっとブリンとしたところがあって、そういう感じに見える馬ですが、肩の筋肉の感じとか背中のシュッとした感じとか、今回の方がいいトレーニングができたと思います」と、前走以上の気配の良さを強調した。