昨年の金鯱賞を制したプログノーシス(24年3月撮影、ユーザー提供:リョッティーさん)
金鯱賞(4歳上・GII・芝2000m)は関西馬が圧倒的に強いレースだ。84年の
グレード制導入以降に限ると、関東馬は15年の
ミトラの1勝のみ。関西馬が目下9連勝中となっている。そこで今年の主な関西からの出走予定馬を紹介したい。
エース格は
プログノーシス(牡7、栗東・
中内田充正厩舎)だ。GIでは3回ある2着が最高だが、GIIは23年と24年の
金鯱賞、23年の
札幌記念と3勝。ここでは実績で一枚上といえる。今回は
西村淳也騎手との初コンビとなる点がカギだが、03~05年の
タップダンスシチー以来、史上2頭目の3連覇を果たし、春の大舞台に向かいたい。
デシエルト(牡6、栗東・
安田翔伍厩舎)は今回と同舞台だった前走の
中日新聞杯で重賞初制覇を果たした。祖母の半弟の
ルーラーシップが14年前に制した一戦で、重賞連勝となるか。牝馬では
ラヴェル(牝5、栗東・
矢作芳人厩舎)が最右翼だ。一時は不振だったが、昨秋に待望の復活。
エリザベス女王杯で2着に食い込むと、チャレンジCで2年1カ月ぶりの重賞2勝目を手にした。今回は更に相手が強くなるが、伍して戦えていい。
関西馬の10連勝か、それとも関東馬が一矢を報いるのか。そういった視点でも目が離せない一戦となりそうだ。
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