酷な斤量でも1秒と負けなかった前走のホウオウビスケッツ。立て直して復帰戦を勝利で飾る。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

■3/16(日)　金鯱賞(4歳上・GII・中京芝2000m)

　元々、早い時期から重賞で好走するなど素質の高さを見せていたホウオウビスケッツ(牡5、美浦・奥村武厩舎)。その後メキメキと力をつけて昨夏以降の成長が目覚ましい。前走で崩れてしまったのはトップハンデを背負って大外枠というきつい条件が影響したもので、悲観する内容ではない。先日の中山記念を勝ったシックスペンスに小差だった毎日王冠、その後の天皇賞(秋)3着と実績は上位で、巻き返しは容易だ。鞍上は岩田康誠騎手。

　ラヴェル(牝5、栗東・矢作芳人厩舎)は折り合い面に進境が見られ、ここ2戦は強敵相手に好勝負。以前はムラな面があったが、最近は安定して力を出せるようになってきた。2歳時にその後牝馬4冠を達成したリバティアイランドを負かしたことのある実力馬。近走の勢いに注目したい。鞍上は北村友一騎手。

　その他、芝に戻って2連勝と充実のデシエルト(牡6、栗東・安田翔伍厩舎)、3連覇を狙うプログノーシス(牡7、栗東・中内田充正厩舎)、6着とはいえ前走が負けて強しと言えるクイーンズウォーク(牝4、栗東・中内田充正厩舎)、開幕週の馬場で見直せるディープモンスター(牡7、栗東・池江泰寿厩舎)らが大阪杯に向けて虎視眈々。発走は15時15分。