【阪神SJ予想】中山グランドジャンプの前哨戦 上位進出には先行力が不可欠

2025年03月15日(土) 06:35 2 13

阪神スプリングジャンプに出走予定のジューンベロシティ(撮影:下野雄規)

 今年は8頭とやや寂しい頭数になってしまったが、中山グランドジャンプへの重要な前哨戦という位置づけで、過去の勝ち馬にオジュウチョウサンメイショウダッサイなどが名を連ねることもあって、過去10年間で1番人気馬[6-1-2-1]と高い確率で馬券に絡んでいる。3900mという距離に14の障害が用意されスタミナと底力を競うが、最終障害がゴール前約200mのところに設けられており、先行力は不可欠だ。

 ◎ジューンベロシティは一昨年の阪神ジャンプS含め障害重賞4勝で昨年の中山グランドジャンプ2着の実力馬。前走の中山大障害は1番人気の支持を受けてハナを切ったが、早い段階から厳しいマークを受けて、さすがに苦しくなった。それでも、最終障害までは先行集団の中で頑張っていたが、最後は力尽きた。本質的にはスピードタイプなので阪神コースに替わるのはプラスと判断した。

 〇エコロデュエルは昨年の中山大障害3番人気2着。ハードル転向2戦目で初勝利を飾り、直後にオープン戦に勝利するくらいだから障害馬としての素質は高い。一昨年秋の京都ジャンプSはまだ子供っぽさを残す中での勝利だったが、昨年は中山大障害含め4度の重賞挑戦で2着3回。ここをステップにハードル界の頂点を狙う存在だ。

 ▲ネビーイームは昨年の中山大障害5番人気3着。昨年の阪神スプリングジャンプは最終障害を2番手で飛んだものの、すでにスタミナを失っており着地でバランスを崩して後退した。距離に限界があるタイプと判断しているが、中山大障害では不利を受けながらも最後まで頑張っており、当時よりは体力を付けている印象だ。

 △ヴェイルネビュラ中山大障害6番人気5着。重賞未勝利の7歳馬だがハードル転向初戦を勝利で飾り、デビュー3戦目には福島コースのレコードを塗り替えたくらいだから素質は高い。まだ伸びしろを残す1頭だ。

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