【阪神大賞典】走る気「ムンムン」の4歳キズナ産駒が歴代最多8勝の武豊と待望の初タイトル狙う 

スポーツ報知

2025年03月20日(木) 06:00 8 31

吹雪を切り裂いて駆け上がるショウナンラプンタ(カメラ・高橋 由二)

阪神大賞典追い切り(19日・栗東トレセン)

 今週末の4重賞の追い切りが19日、東西トレセンで行われ、第73回阪神大賞典・G2(23日、阪神=1着馬に天皇賞・春への優先出走権)で重賞初制覇を目指すショウナンラプンタは、吹雪の栗東・坂路を力強く駆け上がり、万全の態勢を整えた。

 吹雪に立ち向かうように、堂々と駆け上がった。ショウナンラプンタは栗東・坂路で単走。この日の栗東は朝8時頃から雪がちらつき、積もりはしなかったものの、30分で季節はずれの暴風雪に見舞われた。だが、4歳のキズナ産駒は重馬場をものともせず、力強い踏み込み。適度な前進気勢を保ってゴールし、53秒9―12秒1をマークした。高野調教師は「動きは問題なく、予定通りのことができた。走る気になっている。ムンムンとした感じ」と目を細めた。

 デビュー時から口向きが課題。しかし、3歳初戦のゆきやなぎ賞(1着)から改善の兆しを見せ、今では不安が解消された。高野師は「スタッフと今まで乗ってくれていたジョッキー(鮫島駿)、牧場と、色んな人が同じベクトルで」と取り組みの成果を実感する。

 3000メートルは昨年の菊花賞以来2度目。その2走前は出入りの激しい特殊な展開に苦労しながらも、4着と健闘した。「G1でしたし最後は疲れていましたが、3000メートルは走れたという見立て」と距離に不安はない。

 今回は、阪神大賞典で歴代最多の8勝を挙げる武豊との新コンビ。指揮官は「僕が子供の頃は、武豊さんばっかり勝っていたイメージです」と懐かしむ。先週の追い切り後、鞍上からは「『能力あるね』と言ってもらいました」と高評価を受けた。これまでG2で2着2回、3着1回。名手に導かれ、待望の初タイトルを奪取する。(水納 愛美)

関連情報

みんなのコメント

8
フィルタ

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

ニュースを探す