武豊騎手（５６）＝栗東・フリー＝が２０日、愛知県武豊（たけとよ）町の町制７０周年記念事業に特別ゲストとして参加。２０歳のころに“同名”の縁で訪れた場所を再訪し、８９年１０月に一日町長を務めた際に埋めたタイムカプセルを開封した。

　カプセルから出てきたのは３５年前の自身のサイン色紙や写真。２０歳当時の自分の姿を見ながら「３５年前から思ったよりも変わってないですね」と話し、会場を沸かせた。質問コーナーで現役について聞かれると「きょうは改めて自分の３５年間を考えるいい機会でしたし、次の節目も現役で来られるよう結果を出し続けたいです」と語った。

　８９年はデビュー３年目で初めてリーディングに輝いた年。「もう一度リーディングを獲りたいですね」と意欲を見せつつ、「でも今年は重賞を勝ってないから、まずはそこからかな」と力を込めた。