【愛知杯予想】今年から中京芝1400mの別定戦にリニューアル ヴィクトリアMへの前哨戦に

2025年03月23日(日) 06:35 0 14

愛知杯に出走予定のカピリナ(撮影:下野雄規)

 中京競馬場の芝2000mを舞台にした牝馬限定のハンデ重賞として歴史を積み重ねてきたが今年から距離1400mの別定重賞戦へとリニューアル。ヴィクトリアマイルへと向かう路線へと組み込まれた。中京競馬場芝1400mは2角奥のポケットからスタートするワンターンコース。スタートして、しばらくはなだらかな上り坂が続くために激しい先行争いになりにくいのだが、快足馬が顔をそろえた今回はどうだろう。

 ◎カピリナシルクロードS4着。この時は、同馬にとって重賞初挑戦。このレースでピューロマジックが記録したテンの2ハロン通過22.4秒、同3ハロン33.1秒は当時の馬場状態を考えれば超が付くハイペース。さすがにやや戸惑いを見せたのか、やや追走に苦労しながらも最後は良く差を詰めてきた。昨年12月の南総Sではスタートで躓く不利がありながらも最後は抑える余裕を見せて1分7秒1の好時計をマークしておりスピードの絶対値は互角以上。距離も下級条件時代のダートとはいえ実績があり、必要以上に割り引く必要はなさそうだ。

 〇クランフォードは、このコースのレコードホルダー。この時は前後半の4ハロンが44.3秒~46.0秒という前傾ラップだったが、2番手追走から最後の坂で抜け出し、そのまま後続の追撃を抑え込んだ。その豊明Sが評価されて1番人気に支持されたスワンSは阪神開催時だった時を含め過去10年で最も速いペースに巻き込まれて大敗してしまったが、当時は重賞初挑戦。やむを得ない面はあった。芝1400mは【4-1-0-1】と得意の距離。巻き返しを期待したい。

 ▲セントメモリーズは芝1400mの距離で【3-1-0-1】。2歳時にはききょうS2着、ファンタジーS1番人気コンマ1秒差4着と距離にもクラスにも実績がある。前走はゲートで突進して外枠発走。ゲートは普通に出たものの、まったく進まず参考外のレースとなった。中間は短期放牧を挟んでゲート再審査も無事に合格。実績のある距離に戻って、見直しが必要な1頭だ。

 △イフェイオンフェアリーS優勝馬。桜花賞は2番枠
が災いして揉まれこんでしまったが、NHKマイルCは牡馬に交じって5着。その後のクイーンSは出遅れながらも勝ち馬から0.3秒差7着で、ターコイズSは6着とはいえ0.2秒差。ニューイヤーSは牡馬相手に0.4秒差と着順ほどイメージは悪い競馬ではなかった。牝馬同士の1戦なら、見直したい。久しぶりだが4歳牝馬世代を代表する1頭の△スウィープフィートシルクロードS2着の△グランテスト、そして海外遠征帰り初戦を1度使われた△コラソンビートを押さえたい。

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