昨年のホープフルSを勝ったクロワデュノール(栗東・斉藤崇史厩舎)。3歳の初戦は4月20日(日)、中山競馬場の芝2000mで行われる皐月賞を予定。ノーザンファームしがらきから栗東へ帰厩して、先週19日にCWで軽く時計を出したが、今朝26日はCWで3頭併せを行っている。

　団野大成騎手が跨り、3歳未勝利と3歳1勝クラスを追走。5馬身ほど追いかけていたが、走りの安定感は2歳時に比べて、逞しさを増した印象。それだけ落ち着いて走ることができているという意味でもあるが、だからといって重さはない。

　3コーナーから4コーナーでもそれほど前との差が詰まっていなかったので、最後の直線に向いてからもまだ3馬身ほど前を追いかけないといけない形。前もしっかりと加速したので、追いつくまでに時間を要したが、ラスト1F標識を過ぎたところでまとめて捕まえての最先着だった。

　時計は6F82.3～5F66.9～4F51.9～3F36.6～2F22.6～1F11.2秒。最後の直線で少しだけ反応が遅いかなと感じるところもあったが、休み明けでレースまで時間がある今の段階なら全く問題ない。今後は4コーナーでの反応がどのように変化してくるのか、そのあたりもしっかりと確認したい。

(取材・文：井内利彰)