「日経賞・Ｇ２」（２９日、中山）

　菊花賞馬アーバンシックが２６日、有馬記念６着以来のレースに向けて美浦Ｗで力強い動きを披露した。同厩馬２頭を追走して直線で最内へ。持ったまま余裕十分の手応えで前に並び、２頭に１馬身先着。６Ｆ８２秒４-３６秒５-１１秒４を計時した。

　武井師は「すごくいいですね」と納得顔。「毎回牧場からいい状態で戻っていたが、その中でも今回は明らかにいい感じで、調整も順調でした。体もめりはりがついて、精神的にも成長している」と目を細める。普段から調教の手綱を取ってきた石神深からも「言うことない」と太鼓判を押されたという。

　菊花賞前から「この馬は４歳が勝負だねとオーナーサイドとも話していて、４歳初戦は日経賞と決めていた」と武井師。その次のビッグタイトルへ向け、ここは負けられない。