【データ・高松宮記念】“隠れ”シルクロードS組の伏兵が、17年&18年連続2着のリベンジを果たす

スポーツ報知

2025年03月28日(金) 12:46 2 4

ペアポルックス

 高松宮記念が行われている中京競馬場は大規模な改修を経て、2012年3月から現在のコースとなった。データの対象は以降13回とする。20年以降は重、重、重、不良、重と5年連続で馬場状態に恵まれていないが、今年はどうか。

 3月28日以降、雨予報は無く、気温も当日まで15度から20度ぐらいなら、昨年までよりはスピードが出る馬場になってもおかしくないはず。そこで、12年以降で良または稍重で行われた7度の高松宮記念のデータから絞り込むと、ある1頭が浮かんできた。

 ステップレースで優秀な成績を収めているのはシルクロードSで【3―2―1―13】。うち同レースで5番人気以内だった馬に限定すると【3―2―1―7】。勝率23・1%、連対率38・5%、複勝率46・2%と跳ね上がる。

 今年のメンバーで前走がシルクロードSだったのはエイシンフェンサー(1着)のみだが、9番人気だった。実はもう1頭出走馬がいる。3番人気に支持されていたペアポルックスだ。14着に敗れたあと、前走のオーシャンSでママコチャと0秒1差の2着に入った。

 2012年以降、シルクロードSのあと、オーシャンSを使って高松宮記念に向かった馬は18頭。うち18年ナックビーナスが3着、22年ナランフレグは1着となっている。もちろん厳しい臨戦過程だが、今年は番組改正でオーシャンSが1週早まり、昨年までより間隔が空いているのはラッキーだ。

 ペアポルックスは明け4歳。祖母イルバチオは6歳時のアイビスSDで重賞初制覇を果たした遅咲きの血統だが、2戦目の未勝利(小倉・芝1200メートル)を勝ったときの時計は開催トップで、能力の高さは間違いない。血統的なスパイスとなるのが、祖母の父がロイヤルアカデミー2でニジンスキーの血を持っていること。5代内にニジンスキーの血を持った馬は高松宮記念と相性が良く、ファストフォースナランフレグファインニードルハクサンムーンカレンチャンが勝ち、3着内の好走馬も多数いる。

 さらに岩田康誠騎手梅田智之調教師のコンビはレッツゴードンキで17年&18年に2年連続で2着。岩田康騎手はその後もグルーヴィットダイアトニックロータスランドで接戦を繰り広げており、13年ロードカナロア以来となる戴冠があっても驚けない。(編集委員・小松 雄大)

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