【大阪杯】池江泰郎氏 全てがうまくいったベラジオオペラ

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2025年04月07日(月) 05:28 0 4

レースを制したベラジオオペラと横山和生騎手(撮影・中辻 颯太)

 【池江泰郎 匠の解説】ベラジオオペラは最初から最後まで完璧だった。スタートを決めて難なく好位の内ラチ沿いをキープ。最終4コーナーでは外に貼り付いていた1番人気馬シックスペンスに進路をふさがれても不思議ではないのだが、相手に脚は余っていない。なので、こじ開けるような作業もなく自然に視界がスッと開く感じで、その時点の横山和生くんの騎手心理を察すると「ここからは追い出すだけ!」としめしめの思いだっただろう。勝つ時は全てうまくいく、とはまさに今回のようなレースを指している。人馬が自信満々にも映った。

 大阪杯はG1に昇格した17年以降、初の2連覇とのことだが素直に称えられる偉業。また馬齢、のデータが如実に表れていた。5歳馬が戦前まで5勝で優位とされるのを見聞きしていたが、その通りでこれで6勝目。それもワンツーの決着、さらにロードカナロア産駒のワンツーでもあった。こうしてデータが幅をきかすG1があればそうでないG1もある。中東のドバイ遠征と重なる時期の大阪杯はうまく根拠づけられないが、傾向は生じやすいのかもしれない。

 2着のロードデルレイは中団の外を追走の運びだから勝ち馬ほどの省エネではないが、直線は外からよく伸びている。前走の日経新春杯で重賞を獲ったことが自信にもなっていたのだろう。この日の内容なら次の舞台をより注目したい。

 国枝厩舎の2本の矢(シックスペンス7着、ステレンボッシュ13着)は強力だと思っていたが、敗因の分析は管理する国枝調教師にしかできないだろう。私は決して力負けではないと思う。(本紙評論家)

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