今週の土曜日は、中山競馬場でニュージーランドトロフィー(GII・芝1600m)が行われます。
過去10年の
ニュージーランドTでは馬体重460キロ以上の馬が10勝2着8回3着8回となっており、馬体重459キロ以下の馬は2着2回3着2回と苦戦しています。
過去10年の
ニュージーランドTはすべて中山芝1600mで開催されています。マイル戦に対応するスピードはもちろんですが、中山は直線に急坂が設けられているので馬力も必要になります。馬体重が459キロ以下の馬はマイル戦のスピードに対応できたとしても、
パワー不足のため直線の急坂が想像以上に負担になると考えられます。
しかし、レース前に馬体重を正確に把握することは不可能と言えます。そこで、前走の馬体重に着目したところ、459キロ以下の馬は2着1回3着3回とあまり良績が残っていません。当日の馬体重を確認できない方でも、前走の馬体重から取捨を決めることが可能と言えそうです。今年の
ニュージーランドTでも前走で馬体重の小さい馬には注意した方が良さそうです。
「人気馬を素直に信頼して良いかわからない」、「穴をあけそうな人気薄の馬が知りたい」。そんな時に役立つのが、ケシウマの予想バイブル『
パーフェクト消去法』です。過去のデータから導き出した消去法で、あなたの馬券検討をサポートします。
昨年の
ニュージーランドTでは【残った馬】の
エコロブルームが3番人気で優勝。23年も【残った馬】の
エエヤンが優勝するなど結果を残しています!
今週もケシウマの【残った馬】にご期待ください!
ここでは、上位人気が予想される馬の死角となりそうなデータをひとつ紹介します。
【条件】
前走馬体重440キロ以下(ただし、前走が中山芝1600mだった馬は除く)
[0-0-0-13]複勝率0%
該当馬:
コートアリシアン(過去の該当馬:21年
アヴェラーレ1番人気15着)
※特に言及のない限り、データは過去10年間を対象にしています。
上位人気が予想される
コートアリシアンが該当しました。
前走の馬体重459キロ以下の馬の中でも、440キロ以下だった馬はさらに成績が悪化。特に前走が中山芝1600mではなかった馬には好走例がありませんでした。前走の馬体重が440キロ以下でも前走で中山に使われていた馬は、同じコースを経験したことが強みとなって結果を残せていると考えられます。
該当馬に挙げた
コートアリシアンの前走馬体重は440キロで東京芝1600mに出走。過去の傾向からすると人気でも疑ってかかる必要がありそうです。
また、これまでの
コートアリシアンは東京や新潟、京都外回りなど比較的広いコースでのレース経験しかありません。今回はどちらかと言えば小回りに分類される中山ですし、初めてのコース形態に戸惑う可能性も否定できません。
昨年の
新潟2歳Sで2着になっていますが、相手関係を見ると恵まれた印象があります。前走のクイーンCもスムーズな競馬ができたわりには直線の伸び脚が案外。前にいる馬を交わせないばかりか後ろの馬にも差されていますし、あまり評価はできない内容と言えます。
過去の傾向やこれまでの走りから人気ほどの信頼はしづらいですし、本馬の評価を下げることも一考したいところです。
はたして、ケシウマはどんな消去データを提示してくるのか。重賞レースの参考として、公開中の『
パーフェクト消去法』を是非お役立てください。
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