◆第85回皐月賞・G1(4月20日、中山競馬場・芝2000メートル)＝15日、栗東トレセン

　きさらぎ賞を制したサトノシャイニング(牡3歳、栗東・杉山晴紀厩舎、父キズナ)がリベンジを狙っている。この日は坂路をキャンターで軽めの調整。前走で重賞を制し、賞金加算できたことでクラシック1冠目へ直行。余裕を持ったローテーションを組めたことは好材料だ。「気性面を考慮して、適度なレース間隔をもって使っている」と杉山晴調教師は予定通りの調整過程にうなずいた。

　デビュー2戦目の東京スポーツ杯2歳Sでは、クロワデュノールに3／4馬身及ばず2着。“予定外”の逃げる形で、落鉄する不運もあった。「もともと完成度の高い馬。大きくは変わっていませんが、高いところで安定しています」とトレーナーは状態の良さを伝えた。