デビューから一貫して芝10Fを使われているアロヒアリイ。前走・弥生賞は4角で大外を回りながら3着と力を示した。「手前の変換など、ぎこちない面はある。競馬っぷりは良かったわけじゃないけど能力は測れた」と田中博師。その期待は掲げる目標にも表れている。

　師は15日、凱旋門賞(10月5日、パリロンシャン)に予備登録したことを明かした。「距離はうんと延びてもいいのでダービーは行きたい。凱旋門賞はオーナーの夢であり、私にとっても夢。そういう馬になってほしい」。世界を意識させるポテンシャルに熱い期待を込めた。