２０年の宝塚記念、有馬記念など春秋グランプリ３連覇を達成し、Ｇ１・４勝を挙げたクロノジェネシスの初子ベレシート（牡２歳、栗東・斉藤崇）が１８日、栗東トレセンでゲート試験に合格した。

　エピファネイア産駒の牡馬で、母と同じ斉藤崇厩舎に所属。現役時代に主戦を務めた北村友もこの日、背中の感触を確かめた。「お母さんの気の強さと、お父さんの気の強さとを受け継いでさらに気性の強さを感じます」と、にっこりと笑顔を見せる。

　母から引き継いだ素質の高さはしっかりと感じたようで、「リラックスしているときの背中の感じやフットワークはいいものがあります。乗るのがすごく楽しみでしたし、実際に乗って他の馬とは違うワクワク感がありました。気性が課題になってくるかもしれませんが、成長を含めて楽しみです」と声を弾ませていた。