17頭が重賞馬に 伝説の22年日本ダービー

2025年05月20日(火) 08:00

22年日本ダービーを制したドウデュース(22年5月撮影、ユーザー提供:くろ いなさん)

 先日のエプソムCでセイウンハーデスがレコード勝ちしたように、6歳世代は非常にハイレベルだ。それを如実に示しているのが22年の日本ダービー出走馬の成績。何と18頭のうち17頭が重賞馬となっているのだ。この伝説の一戦を振り返ろう。

 この年の日本ダービーは4強ムードだった。1番人気は皐月賞4着のダノンベルーガで3.5倍。これに皐月賞2着のイクイノックスが3.8倍、皐月賞3着のドウデュースが4.2倍、皐月賞馬のジオグリフが5.9倍で続いた。5番人気のプラダリアは20.7倍だったので、上位4頭とそれ以外の14頭では大きく差が開いていた。

 レースはデシエルトが前半1000m58秒9の締まったペースをつくった。2番手にアスクビクターモアダノンベルーガジオグリフは中団につけて、ドウデュースは後方から。イクイノックスはさらに後ろからレースを運んだ。迎えた直線、アスクビクターモアが先頭へ。これを目標に後続が追い上げを図る。中でも勢いが目立ったのはドウデュースだ。残り200mを過ぎたところで先頭へ。ダノンベルーガジオグリフはジリッぽい。かわって大外から脚を伸ばしたのはイクイノックス。最後はドウデュースイクイノックスの一騎打ちとなったが、ドウデュースが僅かにクビ差凌ぎ、先頭でゴールを駆け抜けた。

 歴史的名馬2頭の一騎打ちとして語り継がれる一戦だが、その価値を高めているのは他の16頭でもある。今一度、全馬の足跡を振り返ってみるのも面白いかもしれない。

【22年日本ダービー
1着:ドウデュース(有馬記念ほか)
2着:イクイノックス(有馬記念ほか)
3着:アスクビクターモア(菊花賞ほか)
4着:ダノンベルーガ(共同通信杯)
5着:プラダリア(京都記念ほか)
6着:キラーアビリティ(ホープフルSほか)
7着:ジオグリフ(皐月賞ほか)
8着:オニャンコポン(京成杯)
9着:ジャスティンパレス(天皇賞(春)ほか)
10着:ビーアストニッシド(スプリングS)
11着:セイウンハーデス(エプソムCほか)
12着:アスクワイルドモア(京都新聞杯)
13着:マテンロウレオ(きさらぎ賞)
14着:ロードレゼル(青葉賞2着)
15着:デシエルト(中日新聞杯)
16着:ジャスティンロック(京都2歳S)
17着:マテンロウオリオン(シンザン記念)
18着:ピースオブエイト(毎日杯)

関連情報

みんなのコメント

フィルタ

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

      ニュースを探す