【京都大賞典】休養明けで元気いっぱいショウナンラプンタに陣営自信 高野調教師「めちゃくちゃフレッシュ」

スポーツ報知

2025年10月02日(木) 05:30

疲れが取れ、フレッシュ感があるショウナンラプンタ

京都大賞典追い切り(1日・栗東トレセン)

1着馬に天皇賞・秋への優先出走権が与えられる国内2重賞の追い切りが1日、東西トレセンで行われた。第60回京都大賞典・G2(5日、京都)が秋初戦となるショウナンラプンタは休養をはさんで元気いっぱいで、栗東・坂路を機敏に駆け上がった。

 躍動感あるフォームで、生き生きと駆け上がった。ショウナンラプンタは栗東・坂路を単走。持ったままで小気味いいリズムを刻んで55秒8―12秒3をマークした。全体時計は控えめだが、機敏な動きで前進気勢は十分。すっきりと仕上がった好馬体も目に留まる。高野調教師は「長い馬体を大きく使って、ラプンタらしい、いい動きをしていた」とうなずいた。1週前には新コンビの松山が騎乗し、同コースでラスト1ハロン11秒7。当週は微調整にとどめ、予定通りの調整過程を踏んでいる。

 昨秋からG1で〈4〉〈3〉〈4〉着と奮闘。前走の宝塚記念も前有利の展開のなかしぶとく伸びて4着まで追い上げ、渡り合える力は示した。しかし、「勝ちにいくつもりで使っていたので、満足のいく結果ではない」とトレーナーはきっぱり。能力を感じているからこそ、貪欲に勝利のみを追い求めている。

 勝負の秋へ連戦の疲れを癒やしつつ力を蓄えてきた。充実した夏の休養期間を過ごし「疲労感がスパッと取れて元気いっぱい。めちゃくちゃフレッシュです」。休み明けでも力を出せる態勢だ。

 3歳時から重賞戦線で好走を続けてきたが、昨年3月のゆきやなぎ賞を最後に約1年7か月、勝利から遠ざかる。秋の大舞台に駒を進めるためには、ここで賞金を加算しておきたいところだ。「仕上がりはとてもいい。次に向かうためには、何としても勝たないと」と指揮官。活気にあふれる実力馬が秋初戦で初の勲章を手に入れる。(山本 理貴)

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