【天皇賞展望】宝塚記念Vのメイショウタバルに3歳勢ミュージアムマイル&マスカレードボールが挑む

デイリースポーツ

2025年10月26日(日) 20:53

 「天皇賞(秋)・G1」(11月2日、東京)

 今年は実績のある古馬勢と、クラシックで結果を残してきた3歳勢の対決という図式だ。

 古馬代表は宝塚記念で圧巻の逃走劇を演じたメイショウタバル。1週前は栗東CWで6F78秒3-35秒6-11秒4をマーク。石橋師は「予定より時計は速くなったが、掛かってはいない。体調はいいし、心肺機能はすごくいい」と仕上がりに自信を見せる。ここからジャパンC↓有馬記念へと続く古馬3冠ロードを歩むことが決まっており、秋初戦からスピード全開といきたいところだ。

 3歳馬の筆頭格は皐月賞を制したミュージアムマイルだ。始動戦のセントライト記念を快勝したが、高柳大師は「東京競馬場では負けている(ダービー6着)ので、タフな馬場、直線が長い舞台でどういう競馬をしてくれるか」と府中攻略を好走のポイントに挙げた。

 皐月賞3着、ダービー2着のマスカレードボールもV候補の一角だ。ルメールを新鞍上に迎え、待望のG1初制覇を狙う。1週前に初コンタクトを取ったルメールは「ダービーですごいパフォーマンスを見せたけど、春は子どもっぽかった。秋に大人になってフルパフォーマンスを出せれば」と意欲を示した。

 雪辱に燃えるのは昨年2着のタスティエーラ。春の香港クイーンエリザベス2世Cで23年ダービー以来の復活Vを果たし、完全に勢いを取り戻した。昨年3着のホウオウビスケッツは、毎日王冠2着からの臨戦という昨年と同じローテでG1初戴冠を目指す。

 新潟記念を豪快に差し切ったシランケドや、アーバンシックブレイディヴェーグといったG1馬も頂点奪取へ虎視たんたん。

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