【天皇賞・秋】タスティエーラはレーン騎手を背に1馬身遅れるも「リズム、手応えは良かった」

スポーツ報知

2025年10月29日(水) 14:12

Wコースで追い切ったタスティエーラ(右)とジェイパームス(カメラ・荒牧 徹)

◆第172回天皇賞・秋・G1(11月2日、東京競馬場・芝2000メートル)追い切り=10月29日、美浦トレセン

 昨年の2着馬タスティエーラは、今週末から短期免許を取得予定のレーンを背に最終デモに臨んだ。美浦・Wコースで5ハロン65秒1―11秒6をマーク。3馬身追走したジェイパームス(5歳オープン)には1馬身先着されたが、ゴール前で仕掛けられると最後まで脚を伸ばしており力を出せる仕上がりだ。

 これまで3戦でコンビを組み、23年の日本ダービー、今春の前走・クイーンエリザベス2世C(香港)とG1・2勝を挙げる鞍上も「リズム、手応えよく走れていた。遅れは全く問題ありません」と納得の表情を浮かべた。

 一方の堀調教師は「この馬の一番いい時に比べて、特にしまいの400メートルが自分から行く感じではなくシャープさが物足りなかったです」と辛口のジャッジだが、「ただ、負荷を強めているし、徐々に良化してきています」と一定の手応えはつかんでいるようだ。

 昨年の同レースからG1を3戦して2、3、1着と安定感は強み。鞍上は「スタミナがあるし、ハイスピードを長く継続してくれる。レースのオプションがある馬で、スタートして流れを見定めていきたい」と策を巡らせている。(角田 晨)

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