11月1日の東京11R・ペルセウスS(ダート1600メートル＝16頭立て)は、8番人気のジェイパームス(セン5歳、美浦・堀宣行厩舎、父ジャスタウェイ)が、コースレコードを0秒6更新し、5馬身差をつける圧勝。ダート初戦を鮮やかに飾った。勝ちタイムは1分32秒9(重)。

　道中は中団を追走。最後の直線では外へ持ち出されると、末脚が爆発。ラスト3ハロンはメンバー最速となる34秒8を繰り出し、後続を置き去りにした。22年10月にデシエルトがマークした1分33秒5を大きく塗り替える快走。大野拓弥騎手は「最後に外に切り返してからはあっと言う間に突き抜けてくれた。リズム良く運んで欲しいということだったので、ペースというより自分のリズムで運びました」と芝並みの走破タイムに驚きの表情。初ダートだった一戦に「返し馬からパワフルでエネルギーがあったので状態は良さそうでしたし、馬場も渋ってくれたので走ってくれるんじゃないかと思いました。決してスムーズではない中でこのパフォーマンスなのでね」と選択肢が広がる勝利を喜んだ。