【有馬記念1週前追い】レガレイラ ラスト11秒3で併入 日を追うごとに上昇「いい変化があれば」

スポニチ

2025年12月18日(木) 05:25

<有馬記念一週前追い>Wコース、併せ馬で追い切るレガレイラ(左)

 25年中央競馬の総決算となるグランプリ「第70回有馬記念」の1週前追い切りが17日、東西トレセンで行われた。ファン投票で歴代最多得票を獲得したレガレイラ(牝4=木村)はWコースで併せ馬。6F83秒7〜1F11秒3をマークし、上々の仕上がりをアピールした。オールカマーエリザベス女王杯を連勝し、牝馬初の有馬記念連覇を目指す。

 牝馬初の連覇へ。入念な調整を施されたレガレイラの状態が日を追うごとに上昇している。1週前追いはWコースで併せ馬。序盤はゆったりとした入りで6F83秒7。直線を向くと、1馬身追走した僚馬ソニックスター(4歳オープン)を目標にストライドが加速する。ゴール前で強めに追われると、力強くひと伸び。ラスト1F11秒3をマークして併入した。

 太田助手は「体をほぐすのに少し時間がかかるので、今日はダートコースで返し馬をやって、(残り)5Fから下ろす形でやりました」と、これまでとは異なる調教の意図を説明。2週前追いの後は「帰厩してからは、バランスがあまり良くない時の状態」と話していたが、この日は「少しずつバランスは良化している。乗り手の指示にスッと反応できないところが残っているが、それはいつものこと。引き続き馬体の張り、ツヤは良いので、これでいい変化があればうれしいですね」と好印象を伝えた。

 前走エリザベス女王杯を勝ち、3個目のG1タイトルを獲得。課題のゲートをクリアすると、直線では自慢の末脚が爆発した。結果を見れば隙のない完勝だったが、「前走は運良く(ゲートを)出てくれましたが、危うい感じもあった」と同助手。中間は入念にゲート練習を行っているという。昨年は5番人気を覆してV。今年はディフェンディングチャンピオンとして他馬を迎え撃つ格好だが、陣営に慢心は一切ない。

 中山は4戦3勝で、G1・2勝を挙げている得意舞台。また、全4戦で上がり3F最速を計時しており、末脚に不発はない。牡馬にも一切引けを取らないパワーが魅力の4歳牝馬。課題のゲートを攻略し、大偉業を成し遂げられるか。

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