【朝日杯FS】カヴァレリッツォ 2歳マイル王!サートゥルナーリア産駒のG1初制覇 C・デムーロ喜び爆発「本当に強い」

デイリースポーツ

2025年12月22日(月) 06:00

 ゴール前で差し切ったカヴァレリッツォとガッツポーズのC・デムーロ。右は2着のダイヤモンドノット(撮影・石湯恒介)

 「朝日杯FS・G1」(21日、阪神)

 2番人気のカヴァレリッツォが豪快に差し切り、2歳マイル王の座に輝いた。サートゥルナーリア産駒のG1勝利は初で、C・デムーロも昨年のエリザベス女王杯スタニングローズ)以来、今年初のG1勝利だった。逃げてしぶとく粘った5番人気のダイヤモンドノットが2着に入り、1番人気のアドマイヤクワッズは3着に敗れた。

 豪快なイン突きで2歳マイル王まで駆け上がった。2番人気のカヴァレリッツォが、直線で内から上がり最速(3F34秒3)の末脚で差し切り、G1で重賞初勝利を果たした。ガッツポーズで喜びを爆発させたC・デムーロは日本語で「本当に強いし、めっちゃ元気。日本、めっちゃ好き」と笑顔をはじけさせた。

 五分のスタートから道中は中団を追走。道中はやや力む面も見せたが、名手がきっちり折り合いをつけ、直線では前が壁になりそうなタイミングで進路を内へ。抜け出したダイヤモンドノットとの差は残り1Fで約3馬身差あったが、1完歩ずつ差を詰めてゴール手前で逆転。「心配したけど、頑張ってとらえてくれた」。重馬場のキックバックで泥まみれになった顔を拭いながら、パートナーの奮闘をたたえた。

 前走のデイリー杯2歳Sでは、外へモタれる若さを見せて2着に惜敗。それだけに鞍上は「前回は若さを出したけど、きょうは厩舎や牧場の尽力で強い走りができた。チームの勝利だと思う」と、関係者への感謝も惜しまなかった。

 吉岡師は「届かないかなと思ったけど、人馬とも諦めていませんでした。ジョッキーも左に張る面を意識して、上手に乗ってくれましたね」と笑顔で鞍上に最敬礼。厩舎一丸で課題を克服してつかんだビッグタイトルに喜びもひとしおだ。「前走の敗因ははっきりしていたので、しっかりサポートしてきました。きょうは今までで一番落ち着いていた」と精神面の安定も勝因に挙げる。

 今後は未定ながら、重賞勝ち馬4頭をまとめて撃破した勝利の価値は高い。助手時代に父サートゥルナーリアも担当していた指揮官は「普段は父のように扱いやすい馬。父譲りのスピードも持っていますね。距離も2000メートルぐらいまでは大丈夫だと思います」と明るい将来を見通す。世代最強の末脚を証明した素質馬は、来春の主役も譲らない。

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