凱旋門賞有力2頭の主戦ブノワはエクト選択

2014年09月25日(木) 07:26 3 5

グレゴリー・ブノワ騎手は来週の凱旋門賞の騎乗馬にニエル賞で強い勝ち方をしたエクトを選択し、無敗で仏牝馬二冠制覇のアヴニールセンタンを手放す決断をした。

ジュール・デ・ギャロが伝えたところによると、ベノワが前売り単勝8倍のエクトを選択したことで、クリストフ・ルメール騎手がアヴニールセンタンの新たなパートナーになる。

ベノワはジャン=クロード・ロゲ調教師が管理するアヴニールセンタンで今年の仏1000ギニーと仏オークスを制覇したが、長期休養からの復帰戦となった今月のニエル賞を快勝したエクトを選択した。

エクトはニエル賞の前にアルシャカブレーシングにトレードされたことで、ブノワは前売り単勝7倍のアヴニールセンタンに騎乗し、フランキー・デットーリ騎手がエクトに騎乗するとの見方が浮上していた。

デットーリは昨年の凱旋門賞勝ち馬トレヴの騎乗を降板したが、フォワ賞を勝ったルーラーオブザワールドに騎乗することになる。

エクトは1996年にエリシオで凱旋門賞を勝ったエリー・ルルーシュ調教師の管理馬。2歳時に仏G1クリテリウムアンテルナショナルに勝利し、今年のクラシック最有力候補と目されていたが、故障によりクラシックを棒に振っていた。一時は前売り単勝51倍まで人気が下落していたが、ニエル賞を快勝したことで人気が急上昇していた。

ルメールは自身が騎乗して2009年の仏ダービーを勝ち、アヴニールセンタンの共同オーナーであるジェラード・アウグスティン・ノルマンドの所有馬でもあったルアーヴルの娘で凱旋門賞の騎乗を確保できたについて、ツイッターで「私の騎乗でアヴニールセンタンを凱旋門賞の勝利へ導く!」と喜びを伝えていた。


(RACING POST.com 9月24日)


【補足】
この件を受けての凱旋門賞の前売りオッズは特に大きな反応はありません。ブノワ騎手がどちらかを手放さなければならないのは織り込み済みで、アヴニールセンタンも名手ルメールに乗り替わるということで割引材料とはならない、ということでしょうか。

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