フランスで新たなSS系重賞勝ち馬が出現

2011年10月19日(水) 02:31 0 2

Boldogsagがドーヴィル競馬場で行われた仏G3レゼルヴォワール賞(距離芝1600m、2歳牝馬限定)を勝ち、Laymanが2世代目にして初のグレードレース勝ち馬を送り出した。

2歳牝馬のBoldogsagはこれで3戦3勝。祖母の半兄に日本輸入種牡馬のベリファがいる。

Laymanは2002年生まれ。父はサンデーサイレンス、母は1989年の愛オークスを勝ち、アイルランドの最優秀3歳牝馬となったAlydaress。3代母のBalidaressは数々の名競走馬、名種牡馬を輩出した、ダーレーグループの基幹牝馬の1頭。

Layman自身も2歳時に優れた成績を残しており、仏G3カブール賞を勝ち、仏G1モルニ賞はディヴァインプロポーションの2着、ジャン・リュック・ラガルデール賞はオラトリオの3着になっている。

現在はダーレー傘下のロジ牧場で繋養され、2011年の種付け料は4000ユーロ。これまで25頭の勝ち馬を送り出している。


[補足]
なじみがないのも当然。ダーレーが日本に牝馬を持ち込んでSSと種付けし、アメリカで生まれたのがこのLaymanです。ディープインパクトと同世代ですね。フランスのG3を2勝と一流には足りませんでしたが、ダーレー秘蔵の血統の出ということもあり、種牡馬入りしたようです。今回がリステッドレースも含めて初のステークス勝ちと、種牡馬成績は正直微妙。種付け料4000ユーロだし、こんなものか。余談ですが、Laymanの母の半弟にフジキセキ産駒のイギリス馬Fujisanがいます。

ただ、今回勝ったBoldogsagは前走で複数のG1勝ち馬が過去に勝っている出世レースを制しているようで、今回重賞を勝ったことで仏1000ギニーの有力馬の1頭になるかもしれません。連闘が気になりますが。万が一、ダビルシムと合わせてフランスの2つのギニーを勝ったら、SS系が本格的に世界進出する足がかりになるかも。そうなるかはともかく、今後に期待したいですね。

いつものようにParis Turfの画像ダイジェスト。
Boldogsagは中団5番手追走から直線で圧倒的1番人気をアタマ差で差しているようです。
画像を見た限りではいい勝ちっぷりではないでしょうか。
http://www.paris-turf.com/pid164-quinte-diaporama.html?course_id=789738&width=950&height=500&KeepThis=true&TB_iframe=true

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