ハットトリックが米国の有力スタッドに移動

2011年11月05日(土) 11:30 1 7

ゲインズウェイファームはウォルマックファームとハットトリックズパートナーズからハットトリックを購入し、移動させたことを発表した。シンジケートを組み直し、前繋養先のウォルマックファームは種付け権の最大保有者としてバックアップを行う。

ゲインズウェイファームは、今年の北米種牡馬ランキング3位の人気種牡馬Tapit、アメリカ二冠馬Afleet Alexなどを繋養する、ケンタッキー州でも大手に数えられるスタッド。

ハットトリックはウォルマックファームが2007年に社台ファームから買収。2008年に種牡馬生活をスタートさせ、その年は121頭の牝馬に種付けした。今年初年度産駒がデビューし、フランスG1を2勝のDabirsimを含めて、世界5カ国で計7頭の勝ち馬を送り出している。

アントニー・ベック(ゲインズウェイファームマネージングオーナー)「偉大なサンデーサイレンスのアメリカにいる唯一のG1勝ち産駒を繋養できて大変うれしい。ハットトリックは現役時代ハイレベルな成績を残し、種牡馬としても初年度から卓越した仏2歳チャンピオンを出し、世界の生産者にその偉大さを証明している」

ジョーン・TL・ジョーンズ(ウォルマックファームマネージングディレクター)「ハットトリックは当ファームに成功をもたらし、所有権購入オファーが世界中から舞い込んでいた。我々は瞬く間にサンデーサイレンスの最も有力な後継種牡馬の地位を確立したこの馬をケンタッキー州に残すことが使命だと考え、今回の結論に至った。来年は彼のために最上級の繁殖牝馬を最大限用意するつもりだ」


【補足】
フランスに輸出されるかと思いきや、アメリカ国内の有力牧場に移動となりました。アメリカでは2勝といまひとつですが、ハットトリック自体が2歳時未出走と早熟とは言いがたいので、まだ結論を出すのは時期尚早では。

ハットトリック産駒の現在までの勝ち馬は以下のとおり。下の2頭はよく分からず。

・Dabirsim(仏G1を2勝)
・Suspicious Jack(メキシコG1で2着)
・Mata Hari(ロシアの持ち込み馬。2歳牝馬チャンピオン有力候補らしい)
・Hidden Ball Trick(アメリカ初勝利。名前が野球用語「隠し球」)
・Howe Great(アメリカ2頭目の勝ち馬)
・Tokyo Cat(1歳時1500ドル)
・Hinoki(当歳時4万ドル→1歳時6000ドル)

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