デビューに向け調整されているウオッカの全弟(撮影:井内利彰)
いよいよ来週から2歳新馬戦がスタート。開幕週から良血が揃いそうな阪神開催だが、デビューは未定でも触れずにはいられない良血もたくさん入厩しているのが栗東。その中でも注目度NO.1は間違いなく
ウオッカの全弟、
母タニノシスター(栗東・角居勝彦厩舎)だろう。
入厩してからの様子を見ていると、少し煩いところを見せる仕草もあったので、そのあたりについて伺ってみると「血統がいいこともあると思いますが、現時点では人と自分の順位付けがしっかりできていないんですよね。自分で主導権を握りたいということで、やんちゃな仕草を見せることが多いのでしょう」とのこと。
ウオッカも同じような感じだったのか、その辺りを伺ってみると「
ウオッカは牝馬なので、そういうところは見せませんでしたね。牡馬っていうのは群れを支配するという立場にあるので、力を誇示したがるんですよ」と性別による違いだということ。
気になるのはこれから先の予定だが「まずは主従関係をしっかり理解する練習をして、それから負荷の強い調教を課していくことになると思います。ゲートは大人しいですし、体のどこかが痛いということもないので、このまま順調に進めていくことができると思います。今の時点でも調教をしながら遊ぶようなところがあるくらいですから、やっぱり持っている能力は相当高いと思います」ということなので、具体的な日程は決まっていないものの、このまま在厩してデビューする可能性は高い。(取材:井内利彰)
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2012/5/22 16:23
どうせならウォッカの引退セレモニーにすら呼んでもらえなかった初代主戦ジョッキーのあの騎手を乗せてあげてください。
ウオッカのダービー制覇は彼の腕によるものですから。