ゴールドシップ快勝に内田博は2冠奪取宣言/神戸新聞杯

2012年09月24日(月) 12:00

坂下から一気に後続を突き放し、菊花賞へ好発進のゴールドシップ=阪神競馬場

 菊花賞TR「第60回神戸新聞杯・GII」(芝2400m)は23日、阪神11Rに15頭で争われ、後方を追走した1番人気の皐月賞ゴールドシップが、直線半ばで先頭に立つと、後続の追撃を尻目に悠々ゴール。秋初戦を快勝した。勝ちタイムは2分25秒2。2着には2馬身半差で8番人気のロードアクレイム、さらに1馬身3/4差の3着には2番人気のマウントシャスタが入った。この上位3頭には菊花賞(10月21日・京都)への優先出走権が与えられる。

 その顔は安堵(あんど)感に満ちていた。勝利騎手インタビューに現れた内田博は、まず「フーッ」と大きく息をついて勝利の余韻に浸った。「自分のなかでは負けられない気持ちがあった。GIを獲っている馬だし、このレースで力を見せないといけないと思っていた。いいステップで勝てたのは大きい」。皐月賞馬としてのプライド、1番人気の重圧。その全てを力に変えたメンバー唯一のGI馬が、秋初戦を最高の形で飾った。

 貫禄の勝利にも、須貝師は「いつになく緊張した。皐月賞馬の意地も見せないといけないし、ダービー2着馬も(先週のセントライト記念で)勝っていましたからね」と胸をなで下ろした。しかも3日間開催後の変則日程で、調整の難しさもあった。前日調整を普段の栗東坂路からCWに変えるなど「悩んで試行錯誤した」。愛馬がそれに最高の形で応えた。「内田騎手もこの馬のことを分かってくれている。強い競馬をしてくれた。これで胸を張って本番に行けます」と力を込めた。

 鞍上もクラシック最終戦に向けて「チャンスがある。と言うか、勝つところにいる馬だと思う。もうひとつタイトルを獲らせてあげたい」と、キッパリと2冠奪取を宣言。V発進で勢いに乗る“黄金の舟”が、2つ目の金メダルを目指して高らかに帆を上げた。

提供:デイリースポーツ

いま読まれています

みんなのコメント

フィルタ

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・報告・コメント非表示の使い方
  • 非表示・報告をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 非表示・報告をクリックし「このコメントを通報する」を選択することで運営会社に申告できます。
  • ※報告内容について、削除等の処置をお約束するものではありません。確認を行った結果、違反が認められない場合は削除などの措置は行わない場合もあります。なお、報告に対する個別の回答は行っておりません。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

新着ニュース

競輪を手軽に楽しもう!netkeirin

ランキング

      ニュースを探す