【弥生賞】(美浦レポート)〜コディーノ

2013年02月28日(木) 13:57

 朝日杯フューチュリティーステークスで圧倒的な人気となりながら、ロゴタイプにわずかに及ばず2着に敗れたコディーノ
 先週に続いて今週も比較的馬の少ない木曜日に速いタイムの調整を行うことになった。今朝は8時過ぎに馬場に入り、ダートコースを軽く流した後、馬場整備が終わるのを待って正面からウッドチップコースに入って2〜3馬身前を行くパートナーをほぼ1周終始追いかける形の調整。結局、先週同様前の馬に並びかけることなく、楽な追走に終始した。

 調教後の関係者へのインタビューの内容は以下のとおり。

コディーノ(藤沢和雄調教師)

朝日杯FSでは惜しくもロゴタイプを捉えられませんでしたが、レースを振り返っていただけますか。
 1800メートルのレースから使い出して1600メートルで周りの馬も速かったので釣られて動いてしまったみたいで。それでもしまいは盛り返して来ているんで、残念な結果でした。

◎少し前半に力んだ面がありましたか・
 いつもゆったりした流れで行く競馬がほとんどだったんですけど、中山の1600メートルということで周りの馬も速いし、本人も速いのは大丈夫なんだろうけど、釣られていっちゃいましたね。

◎その後、2ヶ月少々間が開きましたが、どう過ごしたのでしょうか?
 競馬の後は牧場に行って調整していたんですけど、ずいぶん元気になって体も大きくなって、体重も増えて帰ってきたんですけど、気のいい馬なんで順調に調整が進んでます。

◎大きくなって帰ってきた、その時の印象をお聞かせいただけますか?
 もともと元気のいい馬だったですけど、幅が出たし余裕があって帰ってきました。

◎その後は順調ということですが、先週、今週と木曜日に前の馬を追いかけるような形の調整になってますが、どういう意図でしょうか?
 3週ほど前に併せ馬をしたんですが、行きたがったりしてたんでね。体も余裕があったし、それで木曜日は馬場のそんなに混雑してないし。長めから行きたがったんで。

◎馬が少ない、馬にあまりストレスを与えない時間に調教を、ということでしょうか。
 そうですね。スタンド前からコースに出て長めから行くので、道中ほかの馬が出入りすると、出入りする馬もこちらも危ないのでね。木曜日にしてます。

◎今日はとても落ち着いて走っていたように思えましたが。 
 時計も遅いからね。いい感じだったと思います。

◎もともと今日はどんな形の調整を予定されていたのでしょうか?
 誘導する馬がひっかかる馬でもないし、速い馬でもないんで、それを目標に後ろで折り合いをという予定でしたが、予定どおりでした。

◎今年の滑り出しとしてはいい調整ができていると考えてよろしいでしょうか?
 12月に走ってそんなに経ってないし、帰ってきてからひと月で順調に来ていると思います。

◎昨年は470キロ台で体重に変動がなかったですが、帰って来て少し大きくなっているということですが。
 先週までプラス6キロという感じだったですが、飼い葉の量も増えてきたし、調整も急ピッチなので体重は470キロ台で行けると思います。

◎今回は2000メートル。この距離の方がいいですか?
 1600メートルでも2000メートルでも問題ないと思いますよ。

◎中山の2000メートル、これから先は皐月賞となると思いますが、同じ舞台で対戦メンバーも今まで当たってないメンバーとの対戦になりますが。
 強い馬が何頭もいますからね。前回も強い馬が何頭かいたんですが、どんな競馬になるか楽しみにしています。

◎レースのポイントとなるのはどういうあたりでしょう?
 1600メートルでも好位置で競馬できる馬ですし、2000メートルというのも、札幌の難しいコースで2回走っているし、心配はしていません。

◎クラシックに向けていいレースができるといいですね。
 これから2000メートル、もっと距離が伸びるのと、3歳のこの時期になって強い血統の馬もいるでしょうから楽しみにしています。

◎この馬も強いレースをして欲しいですね。
 はい、期待しています。

(取材:佐藤泉)

提供:ラジオNIKKEI

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