「エイシン」平井豊光氏が逝去、2010年エイシンフラッシュで念願のダービー制覇(撮影:下野雄規)
2日午前11時45分、「エイシン」の冠名でも知られる、株式会社栄進堂の代表取締役会長・平井豊光氏(77歳)が病気のため東京都内の病院で逝去した。葬儀は4日に密葬で営まれており、故人の遺志によりお別れの会などは行われない。
平井氏は
JRA・
地方競馬で馬主を務め、1990年
オークスを
エイシンサニーで制し、GI初勝利。以降も、
エイシンプレストンで2002年、2003年
クイーンエリザベス2世カップ(香港GI)を連覇するなど、国内外のGIレースを10勝、3日までに通算1044勝を挙げた。その傍らで、1978年自前の栄進牧場を開設し、オーナーブリーダーとしても独自の地位を築いていった。
2010年
日本ダービーは
エイシンフラッシュ(牡6、栗東・
藤原英昭厩舎)で制し、馬主として最高の栄誉を手にするなど、「エイシン」の冠の象徴である「赤、黒縦縞、黒袖」の勝負服は、長きに渡り競馬界に欠かせない存在となっている。
違反コメント数などが基準を超えたため、
コメント欄を非表示にしております。
詳細は
こちらをご覧ください。
ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。
2013/3/7 17:34
サッカーより競馬を先に覚えた自分にとって赤と黒のストライプは
ACミランではなくエイシンのものだった
○外が「外車」と呼ばれて格上視された時代に平井氏が持ってきた
見知らぬ血統の走りは、ある種のエキゾシティズムとしてターフを彩ってきた
SS全盛時代は主に脇役として或いは敵役としての活躍だったが
最後の5年でエイシンデピュティ、エイシンフラッシュが頂点を取ったことで
ご自分のなされてきた仕事にきっと大きな達成感と区切りを感じられたことだろう
ご冥福をお祈りします