仏2000ギニーは波乱の結末 ダビルシム6着

2012年05月14日(月) 02:08 1 3

5月13日にフランスのロンシャン競馬場で行われたプール・デッセ・デ・プーラン(仏2000ギニー、芝1600m、12頭立て)に、ハットトリック産駒のダビルシム(Dabirsim)が1.8倍の1番人気で出走。道中はかかり気味に中団最内を追走。直線で前が開かず、馬場中央に持ち出して一瞬伸びようとするが、前が壁になる不利もあって止まり、約1馬身差の6着に敗れた。ダビルシムは通算7戦5勝。初めて掲示板を外した。

勝ったのは単勝28倍のルキャヤン(Lucayan)。ダビルシムのペースメーカーを務めた単勝93倍のベネトー(Veneto)が2着に粘って大波乱となった。前走でダビルシムを破ったドラゴンパルス(Dragon Pulse)は8着。なお、3着のファナーズグリーン(Funer's Green)がゴール後に右前脚を骨折して転倒し、安楽死処分となっている。

勝ったルキャヤンはこのあとは国内マイルG1のジャンプラ賞へ進むとのこと。一方、ダビルシムを管理するフェルラン師は、「内で前が開くのを待っていれば勝っていたかもしれないが、1400mを超える距離だと加速が鈍るのも事実で、改めて彼の路線を考える必要がある」とし、7月の英G1ジュライカップ(6ハロン)への出走を検討するとしている。


1.ルキャヤン/Lucayan(S.パスキエ) 1分37秒11
2.ベネトー/Veneto(T.テュリエ) 短クビ
3.ファナーズグリーン/Funer's Green(J.P.オブライエン) 短クビ
4.アマロン/Amaron(D.ボニヤ) ハナ
5.グレゴリアン/Guregorian(W.ビュイック) 短クビ
6.ダビルシム/Dabirsim(C.スミヨン) 短クビ


【補足】
ビューティーパーラーの後だっただけに期待も大きかったですが、着差以上に厳しい内容でした。ペースメーカーを使い、ハミ受けの改善と、打てる手は打ってもなお折り合いがつかず、スミヨンの騎乗も完璧とはいえないにせよ、脚があれば詰まる前に抜けられたはずなので。

調教師の談話にあるとおり、今後は1400m以下で勝負することになりそうです。登録のあるジュライカップのほか、国内では8月にモーリス・ド・ゲスト賞(1300m)、10月にフォレ賞(1400m)があるので、このあたりに挑戦するのでは。まだまだ見限れないと思いますので、引き続き注目していきたいです。

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