23日、高知競馬場で黒潮ダービー・第41回高知優駿(3歳・ダ1900m・1着賞金40万円)が行われ、道中は中団に待機していた永森大智騎手騎乗の3番人気アラマサシャープ(牝3、高知・別府真司厩舎)が4コーナーで内から先頭に並びかけると、直線では僅かに先に抜け出しを図った2番人気マインダンサー(牡3、高知・別府真司厩舎)との叩き合いをしぶとく制し、最後はアタマ差をつけ優勝した。勝ちタイムは2分8秒7(不良)。

　さらにアタマ差の3着に、ゴール前で猛然と追い込んだ9番人気ヘイハチピカチャン(牝3、高知・宮路洋一厩舎)が入った。なお、1番人気コパノエクスプレス(牡3、高知・田中守厩舎)は、上位の3頭にクビ差まで迫るも大勢不利の4着に敗れている。

　勝ったアラマサシャープは、父マヤノトップガン、母ローレルシャイン、その父コマンダーインチーフという血統。昨年5月に門別でデビューし7戦未勝利。8戦目からは高知に転厩して初勝利を飾ると、佐賀・福山・名古屋など全国各地の3歳重賞を転戦して2・3着と健闘を重ねていたが、3戦ぶりに地元に戻った高知優駿の大一番でゴール前の混戦を見事に制し、7度目の重賞挑戦で初勝利。第41代目の黒潮ダービー馬の座を射止めた。

【勝ち馬プロフィール】
◆アラマサシャープ(牝3)
騎手：永森大智
厩舎：高知・別府真司
父：マヤノトップガン
母：ローレルシャイン
母父：コマンダーインチーフ
馬主：中西浩一
生産者：アラキフアーム
通算成績：19戦4勝(重賞1勝)