日曜の中京11R、
中京記念(3歳以上OP・GIII・芝1600m)に出走予定の
ムクドク(セン7歳・
加藤征弘厩舎)、
テイエムオオタカ(牡5・
石栗龍彦厩舎)、
アカンサス(牝5・
畠山吉宏厩舎)、
ザラストロ(牡3・
武藤善則厩舎)、そして
中京記念と日曜福島11Rの
福島テレビオープン(3歳以上OP・芝1800m)を両睨みの
ファイナルフォーム(牡4・
堀宣行厩舎)について、陣営に取材した。
ムクドクについて、
加藤征弘調教師。
「前走のパラダイスS(3歳以上OP・芝1400m・5着)は、1ハロン短かった分、道中息が入りづらいところがあり、伸びあぐねました。1度使って状態は上向いています。今日(7/17)の追い切りは、1本目は軽かったですが、2本目は終いを伸ばしました。問題ない仕上がりだと思います。中京は坂が続くコースで、さほど切れ味を求められませんから、この馬向きだと思います。外差しのきく馬場状態も良いですね。55キロかなと思っていましたので、56キロのハンデは少し見込まれた感はありますけどね」
テイエムオオタカについて、
石栗龍彦厩舎の伊藤調教助手。
「先週坂路で50.6秒とある程度やっていますし、今週は輸送もありますから感触を確かめる予定通りの追い切りでした。先週の併せ馬でやった時の反応も良かったですし、良い状態で臨めそうです。3歳時に1800mで勝っていますし、年齢的なものもあってズブくなってきているので、1600mの距離も大丈夫でしょう。癖もなくコントロールもしやすいですいしね。今回の中京で
JRA競馬場、全10場走破ということになりますが、体が丈夫というよりも、無駄なことをしないということがコンスタントに使えてきた理由だと思います」
アカンサスについて、
畠山吉宏調教師。
「前走の
エプソムC(3歳以上OP・GIII・芝1800m・9着)は、直線で進路がなくなり、まともに追えたのはゴール手前100mくらいでした。ここのところ着順は良くないですが、スムーズな競馬ができればもっとやれると思います。これまでは坂路で追い切ってきましたが、この中間は下のコースで追って負荷をかけるようにしています。しっかり稽古をしてもへこたれなくなってきていますし、巻き返せる状態にあると思います。人気もないでしょうし、思い切った競馬をしたいですね」
ザラストロについて、
武藤善則調教師。
「この馬は折り合いだけですね。前走の
CBC賞(3歳以上OP・GIII・芝1200m)は前残りの展開で7着でしたが、掛からなかった分、終いは脚を使ってくれました。今日(7/17)の追い切りの動きは良かったですし、力を要する馬場で前が止まり、外が伸びる今の中京はこの馬に合っていると思います。斤量が軽いのも良いですね」
ファイナルフォームについて、
堀宣行厩舎の橋本調教助手。
「今日(7/17)は併せ馬で追い切りましたが、暑い時期ですし、内容的にはこんなものでしょう。十分動けていましたし、動きも良かったと思います。
中京記念と
福島テレビオープンのどちらかに出走予定です。中京の場合は、左回りの東京でも勝っていますし、距離もこれまでマイル中心に使ってきましたから大丈夫でしょう。福島は、55キロという斤量が魅力ですね。福島では去年
ラジオNIKKEI賞(3歳OP・GIII・芝1800m)を勝っていますから、問題ないと思います」(取材・写真:佐々木祥恵)
※なお
ファイナルフォームは、
中京記念は除外。
テイエムオオタカは、追い切り後に左前肢にフレグモーネを発症し、同レースを回避。
2013/7/18 2:21
福島回りなら1頭軸で買いなんだけどなぁ…