2月27日に競走馬登録を抹消され、現在は滋賀県東近江市の忍者ホースクラブで余生を過ごしている
メルシーエイタイム(牡12)。手術をした左後肢の脱臼箇所と、後に発見された膝の剥離骨折は完治とはいえない状況が続き、依然として怪我との闘いが続いている。だが、春の足音が近づくにつれ、
エイタイムにも変化が出てきた。
「寒い日は体がこわばるせいか、左後肢を下に着けずに3本の脚で過ごしていますけど、最近は暖かい日が増えたので、脚を地面に着く時間も長くなってきました。餌もペロリと食べていて、ちゃんとボロもしていますよ」と、忍者ホースクラブ・宮本佳英さんは近況を話してくれた。ゆっくりではあるけれど、長いトンネルの出口に、
エイタイムは近づきつつあるようだ。
▼5時間の大手術を耐え抜いた
メルシーエイタイムの戦い→
コチラ そして忍者ホースクラブでは、
メルシーエイタイムの治癒を願う「絵馬奉納イ
ベント」を企画した。
エイタイムの可愛らしいイラストが描かれた普通サイズの絵馬(神社にあるものと同じサイズ)1個と、ストラップ絵馬1個を1セット(写真参照)にして3000円で販売。購入者の元に送られてきた普通サイズの絵馬に
エイタイムへの応援メッセージを書き込み、それを忍者ホースクラブに送り返すと、そのメッセージを
エイタイムに読み聞かせた上で、馬の聖地・滋賀県近江八幡の賀茂神社に奉納することになっている。忍者ホースクラブに送り返さずに、個人で最寄の神社に絵馬を奉納しても構わないとのことだ。
既に多くのファンが
エイタイムの治癒を願って参加を申し込み、絵馬も出来上がってきている。絵馬にメッセージを書いた1人1人の願いが神様に届き、
エイタイムがのんびりと放牧地で過ごす日が必ずや訪れるはずだ。
(取材:佐々木祥恵)
■ご案内
この「絵馬奉納イ
ベント」に参加ご希望の方は、お名前、商品の送り先、電話番号、購入される絵馬のセット数、支払方法(郵便局の代金引換または銀行振込)を明記してninjyahc@yahoo.co.jp まで申し込むと、後ほど忍者ホースクラブから返信が送られてきます。
詳しくは「忍者ホースクラブのブログ」の以下の記事をご覧ください。
・
2014年02月27日「頑張れ!エイタイム!!」・
2014年03月01日「エイタイム絵馬の注文受付を開始します」・
2014年03月15日「奉納絵馬ができました!」
2014/3/25 11:04
メルシーだけじゃなく、怪我や病気で引退した馬達も、こんな風に愛情受けていて欲しい