【オークス(GI)】(東京)~ヌーヴォレコルトがGI初制覇、ハープスターはクビ差及ばず

ラジオNIKKEI

2014年05月25日(日) 17:48 5 9

東京11Rの第75回オークス(GI、3歳牝馬、芝2400m)は2番人気ヌーヴォレコルト(岩田康誠騎手)が勝利した。勝ちタイムは2分25秒8(良)。クビ差2着に1番人気ハープスター、さらにクビ差で3着に3番人気バウンスシャッセが入った。

ヌーヴォレコルトは美浦・斎藤誠厩舎の3歳牝馬で、父ハーツクライ母オメガスピリット(母の父スピニングワールド)。通算成績は6戦3勝となった。

~レース後のコメント~
1着 ヌーヴォレコルト(岩田騎手)
「距離も2400mありますし、左回りも得意なので、正攻法のレースが出来ました。道中もうまく折り合って我慢が出来ました。直線では、前が空くのを待って追い出しました。(外からハープスターが来ていたが)必死にゴールまで追いました。この馬は落ち着いていることがいい点です。3週間前に、後藤騎手の落馬で、自分の不甲斐なさを感じて反省しています。1日でも早く復帰をしてもらいたいです」

(斎藤誠調教師)
「重賞を使う時、いつもはドキドキするのですが、今日は不思議と平常心で臨めました。ここまで順調にやって来られましたし、全部がうまく行ったので、安心していました。母の父がスピニングワールドですから、この点を見るとマイルまでかと思いますが、やはりハーツクライですね。一戦毎に強くなっています。岩田騎手とは特に何も話をせず今日を迎えましたが、パドックで"勝てるレースを"とだけ話しました。レースは中団につけ、ペースがガクンと落ちたところでどうかと思いましたが、直線、さすがにGIは厳しく、行き場がなくなる場面もありましたが、あそこで一息入れられたのだと思います。そして、この馬は本当に精神力がすごいと思います。2度負けている強い馬がいましたから、この一戦のことだけを考えていました。ですから、今後のことはまだ考えていません。この後、どこまで成長してくれるのか楽しみです」

2着 ハープスター(川田騎手)
「ゲートはいつも通り出て、二の脚もいつも通りつきました。しかし、2コーナー過ぎで、前にいる馬が外へ広がって、また元に戻った際に接触しかけて多少力んでしまいました。それ以外は道中はリズム良く行けて、直線での雰囲気もいつも通りでした。外へ出したのですが、内にササりながらで、前に進みづらくなってしまいました。結局、進みきれないままゴールしました。結果的には弾け切らなかった感じです。支持をいただきながら結果を出せなかったことは申し訳ないです」

(松田博資調教師)
「反応はもう一つだったでしょうか。よく走った方だと思います。一番強いことは間違いないですから。距離は関係ないと思います」

3着 バウンスシャッセ(北村宏騎手)
「仕上がりは良かったです。うまくスタートを切って、いい競馬は出来ました」

4着 ニシノアカツキ(勝浦騎手)
「一瞬、夢を見ました。状態は前走時よりも良かったです。道中はリズムを崩さず乗り、終いはいい伸びでした。負けたことは悔しいですが、GIでもやれるところは見せてくれましたし、頑張ってくれました」

5着 ブランネージュ(秋山騎手)
「頑張っていますが...。プラン通り行けましたが、最後は止まってしまいました。少し長かったのかもしれません。秋はもっと条件が良くなると思いますし、楽しみです。今日はスタッフがよく仕上げてくれていました」

6着 マーブルカテドラル(田辺騎手)
「流れに乗れましたが、後ろの馬とツメが当たってしまい、気にしていました。スムースに何もなく通過出来ていれば...。初の2400mで、余力なくなってフラフラしていました」

7着 サングレアル(戸崎騎手)
「道中はリズム良く運べましたが、少し我慢したかったのですが、早めに動く形になりました。馬体減はあまり感じませんでした。力のあるところは感じられました」

8着 マイネオーラム(松岡騎手)
「引っ掛かってしまいました。歓声でエキサイトしてしまいました」

10着 ベッラレジーナ(藤岡康騎手)
「ワンテンポ、スタートが遅れました。脚は使っていますが...。揉まれて成長していけば...」

11着 フォーエバーモア(蛯名騎手)
「うまい形で運べて、行きたがってはいましたが、許容範囲でした。直線でもビュッと反応して、頑張れそうだと思いましたが、パタッと止まってしまいました。それが2000mくらいのところでしょうか。距離が長かったです。馬の感じが良くて、スムースに走ったのですから、仕方がありません」

12着 クリスマス(三浦騎手)
「マイル~1800mくらいの距離が合っていると思います」

14着 シャイニーガール(田中勝騎手)
「思っていたようには乗れませんでした。少し力んでしまいました」

15着 ディルガ(浜中騎手)
「具合が良く、仕上がっていました。スタートは良かったのですが、トビが大きくて二の脚が使えませんから、前につけられませんでした。ペースが上がってから、周りが強くて置かれてしまいました。これから先の馬だと思います」

17着 ペイシャフェリス(内田博騎手)
「少し速かったかもしれませんが、うまく運べました」

18着 エリーザベスト(川島騎手)
「自分のレースは出来ましたが...」

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  • けんだまんさん

    2014/5/25 18:18

    1番強いことは間違いないか
    2回負けてるのに
    強い馬が勝つんじゃなくて勝った馬が強い!

  • バウアー様さん

    2014/5/25 20:50

    競馬歴短いですが、追込み一辺倒の馬が勝ち続けるのは難しいと思うので、
    これを機に関係者一同が、騎手への細かな騎乗指示をしないことを祈っています。

    川田騎手、まさか降ろされないかな・・・?

    一方、ニシノアカツキがハープをマークしたのは良かったですし、勝浦騎手が夢を見るのも分かります。

  • アツシさん

    2014/5/25 18:46

    ハープスター×川田騎手、最終コーナーで、一番・後ろか2番手くらいを走っていましたが、そこから、大外を回して、追い込んでは、先行馬(有力馬)の事を考えると、絶対、先行馬(有力馬)が有利な状況だと思いますが…。勝った、岩田騎手みたいに、道中・中団待機策が、正攻法で有り、長距離のレースの乗り方ですよね…。何で、川田騎手は、後方待機策を選択したのでしょうね?初距離・初コースと言う事を考えると、岩田騎手の騎乗方法が、一番・正解だと思いますがね!!川田騎手は、お馬さんの能力を、良く見過ぎているのかな?今後のレースプランと騎手は、どうなるのだろう!?

  • この馬はライオンださん

    2014/5/25 18:24

    勝負事だから負ける時もありますね。勝った馬に敬意を払って1番強いとは言わないですけど。やはり1番足が速いのはハープスターですね( ̄▽ ̄)

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