全兄は芝の短距離で6勝を挙げたエーシンダックマン。1番人気の支持を受けたエイシンアリエル(牝、父サクラバクシンオー、栗東・坂口)が期待に応えて勝ち名乗りを上げた。好スタートを決めると、内の馬を行かせる形で2番手を追走。3、4角で外に張るなど若さは見せたが、直線では岩田のアクションに応えてラストまでしっかりとした伸び脚を発揮。最内をこじ開けるように伸びてきた2番人気カレンローザネーラを首差で抑えてゴールした。勝ちタイムは1分10秒2。さらに首差の3着には中団から差を詰めた7番人気のポルボローネが入った。

　岩田は「まだ子どもだけど、いいスピードがある」と高評価。兄も管理した坂口師は「胴が長いしタイプは違う。マイルくらいまで対応できるね。早いうちに試したい」と距離を延ばしていく方針を明かした。