トーセンガーネット 次走は東京ダービー

2019年03月27日(水) 22:15 1 0

27日の浦和競馬第11Rで行われた桜花賞は、左海誠二騎乗で単勝1番人気のトーセンガーネットが3番手から2周目4コーナーで抜け出し、7馬身差で勝利。南関クラシックの初戦を制し第65代桜の女王に君臨した。タイム1分40秒4(良)。5番手から脚を伸ばしたゼットパッションが2着。昨年のNAR2歳最優秀牝馬のアークヴィグラスは、さらに2馬身差の3着に敗れた。



デビューからセンスあふれる走りを見せてきたトーセンガーネットが人気に応え圧勝。ニューイヤーCに続く重賞2勝目を挙げ、牝馬同士での力の差を見せつけた。

「いい形で運べたね。時計の速い馬場だから、楽に逃げられたら困ると思っていたけど、どっしり構える競馬ができた。力をつけているし、今後が本当に楽しみ」と左海騎手は満足そうな表情を見せた。

小久保智調教師も「若いときに無理をさせてしまったが、だいぶ戻ってきたのが結果につながったと思うし、時計も詰めてくれた」と目を細める。「(次走は)東京ダービー(6月5日、大井、SI、ダ2000メートル)。牡馬が相手でも」と、南関3歳の頂点を目指すプランを明かした。

混戦模様の牡馬路線に殴り込みをかける桜の女王。頂上決戦での走りに期待は高まるばかりだ。




【レースを終えて】

◆山崎誠騎手(ゼットパッション2着)「しまいはしっかり伸びていたし、1400だとモタモタしていたから距離は延びたほうがいい。内容は良かったが、相手が強かった」
◆滝川寿騎手(アークヴィグラス3着)「1コーナーで外にもたれていた。でも、理想の競馬はできたし、力のあるところは見せてくれた。勝った馬が強かったね」
◆御神本訓騎手(ホウショウレイル4着)「暖かくなって状態は良かったけど、成長力が…。自分の競馬はできたし、距離は延びても大丈夫」
◆山本紀騎手(ダバイダバイ5着)「スタート後に挟まれる不利が痛かったし、もう少し前で競馬をしたかった」


●トーセンガーネット●
 父アグネスデジタル、母トーセンヴェール、母の父クロフネ。鹿毛の牝3歳。浦和・小久保智厩舎所属。北海道日高町・エスティファームの生産馬で、馬主は島川隆哉氏。戦績11戦3勝(中央1戦0勝)。獲得賞金4820万円。重賞はニューイヤーCに次ぐ2勝目。桜花賞は小久保智師が17年スターインパルスに次ぐ2勝目、左海騎手は04年カネマサヴィーナスに次ぐ2勝目。

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