ピカピカ!岩田騎手自ら磨くマルセリーナ

2012年05月03日(木) 18:00

 NHKマイルCに向けて3戦3勝のカレンブラックヒルに会ってきました。平田厩舎の馬は比較的大人しくて穏やかな性格の馬が多いのですが、カレンブラックヒルもその流れを汲んでいますね。知らない人が何人も目の前を行き過ぎても動じない。ジーッと見つめれば、ちゃんと見つめ返してくれます。


カレンブラックヒル

澄んだ眼カレンブラックヒル

シゲルスダチ

絶好調シゲルスダチ

 いつだったか、ある名調教師さんから「走る馬は視線が真っ直ぐ。見つめたら、決して眼を逸らさない」と聞いたことがあります。カレンブラックヒルはまさにそれを体現していて、その澄んだ眼から育ちのよさがぐいぐいと伝わってくるのです。

 このコラムで平田師がグランデッツァのことを「育ちがよくて、イイやつ」と評しているのを思い出しました。平田師はカレンブラックヒルのことを「センスがよくて、トータル的なバランスがいい」と評しています。

 前走の中山遠征も難なくクリア。「仕上がりは申し分ないし、左回りも心配していない」と自信たっぷりの様子でした。平田師も秋山騎手もまだGI未勝利。「できれば、この馬で勝ちたい」と平田師は決意を新たにしていました。楽しみです。

 シゲルスダチも絶好調です。ひじょうにやんちゃな性格。彼にとって最近の流行は馬房でも牧草を入れる袋に噛み付いて遊ぶこと。スダチにとっては遊び感覚でも、サラブレッドの馬力はハンパじゃありません。そのうち袋もボロボロになることでしょう。

 馬体重は前走は410キロで、この中間は418キロ。「小さい馬なのでレースでも増えてくれるといいのですが」と担当の鈴木厩務員。ここ2走連勝していますが「今でもやんちゃ坊主ですが、以前に比べたら若干大人しくなった。それがいいほうに向いているのかも」(鈴木厩務員)とのことでした。

 体を見ると筋肉モリモリ。芦毛はパッと見ただけでは筋肉の隆起がわかりにくいものですが、今のスダチは胸前、トモなどが素晴らしく盛り上がっており、そのマッチョぶりはひと目でわかるほどです。これはすごい。これはアッと言わせてくれるかもしれませんよ。


マルセリーナ

マルセリーナはピカピカ

 来週のヴィクトリアマイルに向けて、マルセリーナは引き続き順調です。冬毛はすっかり抜けてピカピカの体に。阪神牝馬Sの頃はフサフサだった首まわりもスッキリしています。

 なんでも、普段の手入れ以外に「岩田騎手が自らブラシをかけてくれる」(大當助手)とのこと。朝の3時半から率先して磨いてくれるそうですよ。ジョッキーは厩舎の手伝いどころか、毎朝調教にこない人も多いものです。しかし、岩田騎手は違います。前夜、地方交流レースに乗っていても、翌朝の早朝から調教の騎乗はもちろん厩舎の手伝いまでしてくれるのです。素晴らしい!陣営もかなり自信があるようです。桜花賞以来の勝利を期待します。


オールザウェイベイビーの2010

オールザウェイベイビーの2010

 最後にオールザウェイベイビーの2010について少々。先週はコースでの調教が少しこたえたのか、カイバ食いが若干落ちていました。しかし「ここを乗り越えなければいけない」と松田博師。すると彼女もそれに応えるようにカイバ食いも回復してきました。2日には15−15程度の時計も出しています。「ゆったりとしたフットワークがいい」と松田博師も眼を細めていましたよ。デビュー戦が楽しみですね。

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花岡貴子

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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