須貝尚介調教師(2)『須貝流・厩舎回転術』

2012年08月13日(月) 12:00

開業4年目の今年、例年以上に勝ち星を量産しているS.R.S(Sugai.Racing.Stable)こと須貝尚介厩舎。出走回数は多くなく、それでいて高い勝率を叩き出す。特に複勝圏内率は4割に届く勢い。関西圏に偏らず全国の競馬場全てを戦いの舞台に、まさに「一戦必勝」態勢。調教師・須貝尚介の手腕に迫ります。(8/6公開Part1の続き)


赤見 :今年2月12日の共同通信杯をゴールドシップで勝たれて、重賞初勝利になりましたが、そこからポンポンと半期で重賞4勝。これには厩舎の士気もさらに上がったんじゃないですか?

須貝 :はい。でも、この成績に甘えないでがんばろうというのはありますよ。うちは朝みんな集まって、帰りも最後に全員が集まってミーティングをしてから解散するんですけど、そういう時にちょろっと言葉添えをすることは欠かせないですよね。


おじゃ馬します!

共同通信杯を制したゴールドシップ

赤見 :そういうことって、モチベーションが上がりますよね。去年は重賞で2着が続いた時もありましたけども。

須貝 :去年は、そうですね。ただ、2着でも力で負けたレースはほとんどなくて、「次につながるな」と思えるレースが多かったんです。だけど、馬はいい状態をキープするのがなかなか難しい。キープしながら次につなげなきゃいけないので、その辺はスタッフに重々言っています。まぐれと思われないために、「今回負けても、次は勝とう」というふうに持っていかなきゃいけないですからね。

赤見 :しっかりと勝ちにつなげていくことが大事なんですね。先生、今日(取材時)も開催全場(札幌、新潟、中京)に1頭ずつ管理馬を出走させていますが・・・

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東奈緒美・赤見千尋

東奈緒美 1983年1月2日生まれ、三重県出身。タレントとして関西圏を中心にテレビやCMで活躍中。グリーンチャンネル「トレセンリポート」のレギュラーリポーターを務めたことで、競馬に興味を抱き、また多くの競馬関係者との交流を深めている。

赤見千尋 1978年2月2日生まれ、群馬県出身。98年10月に公営高崎競馬の騎手としてデビュー。以来、高崎競馬廃止の05年1月まで騎乗を続けた。通算成績は2033戦91勝。引退後は、グリーンチャンネル「トレセンTIME」の美浦リポーターを担当したほか、KBS京都「競馬展望プラス」MC、秋田書店「プレイコミック」で連載した「優駿の門・ASUMI」の原作を手掛けるなど幅広く活躍。

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