須貝尚介調教師(4)『実は皐月賞の本馬場入場時点で大号泣』

2012年08月27日(月) 12:00

須貝尚介調教師インタビューの最終回。2012年上半期絶好調だった須貝厩舎(S.R.S=Sugai.Racing.Stable)、この勢いは秋も続くのか。「史上最速100勝達成」の記録がかかる今秋への意気込みと、好成績を生み出す須貝厩舎のヒミツをお届けします。(8/20公開Part3の続き)


赤見 :夏競馬も終盤にさしかかりますが、須貝厩舎、年明けに重賞を1つ勝ってから、歯車の回転がものすごく速いんじゃないですか。この勢いは秋競馬も続きそうですね。

須貝 :いやいや、本当に必死のパッチですよ。まぐれと言われないように、がんばらないといけないです。

赤見 :これだけ勝っていたら、めちゃくちゃ楽しいんじゃないですか!? あ、でも、これだけ注目されると、気苦労もありますか。

須貝 :ん〜、しんどいですよ(笑)。しかも、その割にはモテないんだよな〜(笑)。それにまだ、トップではないですから。上を見れば角居勝彦先生、池江泰寿先生、藤原英昭先生、矢作芳人先生、堀宣行先生って、大御所の先生方がいっぱいいらっしゃる。しかもうちは、まだ馬房が20でしょう。周りは26とか28、そのレベルにならなきゃいけないですし、なれたらなれたでその位置をキープしないといけないから、大変なプレッシャーですよ。


おじゃ馬します!

そこは教えてくれないですよ(笑)

赤見 :そういう先生方から何かアドバイスというか?

須貝 :そこは、教えてくれないですよ(笑)。

赤見 :そうですよね(汗)。ライバルですもんね。

須貝 :結構言われますもん、「お前、友達なくすな」って。たしかに最近、友達が減ってきたような気が…。

赤見 :本当ですか!? 目立つ位置にいらっしゃるのも大変ですね。先生、もうすぐ「史上最速100勝」の記録が見えていますね。

須貝 :カウントダウンしているんですよね・・・

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東奈緒美・赤見千尋

東奈緒美 1983年1月2日生まれ、三重県出身。タレントとして関西圏を中心にテレビやCMで活躍中。グリーンチャンネル「トレセンリポート」のレギュラーリポーターを務めたことで、競馬に興味を抱き、また多くの競馬関係者との交流を深めている。

赤見千尋 1978年2月2日生まれ、群馬県出身。98年10月に公営高崎競馬の騎手としてデビュー。以来、高崎競馬廃止の05年1月まで騎乗を続けた。通算成績は2033戦91勝。引退後は、グリーンチャンネル「トレセンTIME」の美浦リポーターを担当したほか、KBS京都「競馬展望プラス」MC、秋田書店「プレイコミック」で連載した「優駿の門・ASUMI」の原作を手掛けるなど幅広く活躍。

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