2012年08月31日(金) 12:00
新潟2歳Sで2着に入ったノウレッジは、10番人気の低い評価だった。前走のデビュー勝ちがダートの1200m。いきなりマイルに伸びて、しかも芝に変わったのだから無理もない。今夏は雨が少なく、どこの競馬場もスピード決着が続いている。惨敗してもおかしくないケースだった。
しかし、レコードの速い流れに対応し、優勝馬のザラストロと同タイムで駆けた。内の経済コースを通ったとはいえ、血統的なポテンシャルがなければ、こういう芸当はできない。
父のストリートセンスは・・・
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吉沢譲治
血統評論家。月刊誌、週刊誌の記者を経てフリーに。著書「競馬の血統学〜サラブレッドの進化と限界」で1998年JRA馬事文化賞を受賞。「最強の血統学」、「競馬の血統学2〜母のちから」、「サラブレッド血統事典」など著書多数。