2012年10月05日(金) 12:00
9月23日の中央競馬が終了した時点で、総合種牡馬ランキングは、ディープインパクトが2位のキングカメハメハに2億円以上の差をつけていた。
春のクラシックが終わって以降、ずっとこの差をキープしていたから、「今年の日本リーディングサイヤーはディープインパクトでほぼ決まり」と、書いたものだ。2世代目の層の厚さは鉄壁と言ってよく、キングカメハメハが逆転することはとても考えられなかった。
ところが、3日後の26日、交流重賞(JpnII)の日本テレビ盃をソリタリーキングが勝つと、30日にはスプリンターズSをロードカナロアが、翌10月1日にはシリウスSをナイスミーチューが勝って東西制覇。
さらに条件級でも、準オープンのサトノタイガーを筆頭に5頭が勝ち上がり、産駒の総獲得賞金は36億2187万9000円となった。対するディープインパクトは・・・
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吉沢譲治
血統評論家。月刊誌、週刊誌の記者を経てフリーに。著書「競馬の血統学〜サラブレッドの進化と限界」で1998年JRA馬事文化賞を受賞。「最強の血統学」、「競馬の血統学2〜母のちから」、「サラブレッド血統事典」など著書多数。