2012年11月16日(金) 12:00
先週の中央競馬は、障害を含めて5つの重賞が組まれていたが、勝った馬はすべて非サンデー系だった。それどころか母系にもサンデーの血が入っていない。つまりサンデーの血が“一滴”も入っていない馬が、すべて勝ったことになる。
種牡馬ランキングのベスト10には、サンデーの後継種牡馬が7頭も顔を揃え、ブルードメアサイヤー・ランキングでもサンデーが圧倒。「父の父サンデー」もしくは「母の父サンデー」が、重賞の3着までを独占する競馬が恒常化している今日において、こういうことは珍しい。
ヴィルシーナの初タイトル勝ちを粉砕したレインボーダリアは、ブライアンズタイムが21歳のときの種付けだ。おまけに・・・
続きはプレミアムサービス登録でご覧になれます。
登録済みの方はこちらからログイン
バックナンバーを見る
このコラムをお気に入り登録する
お気に入り登録済み
お気に入りコラム登録完了
吉沢譲治「血統が語る真実」をお気に入り登録しました。
戻る
※コラム公開をいち早くお知らせします。※マイページ、メール、プッシュに対応。
吉沢譲治
血統評論家。月刊誌、週刊誌の記者を経てフリーに。著書「競馬の血統学〜サラブレッドの進化と限界」で1998年JRA馬事文化賞を受賞。「最強の血統学」、「競馬の血統学2〜母のちから」、「サラブレッド血統事典」など著書多数。